かわせみ側溝から

志は低空飛行 

2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

カフェインは身を滅ぼす

ちょっと前に若い男性がカフェイン中毒で亡くなったというニュースがあった。なんでもエナジードリンクを飲み過ぎであったらしい。報道では亡くなった男性は、そういうカフェイン入りのドリンクを習慣的に飲んでいたという。そういう書き方には誤解を生みや…

騒音災害が行き過ぎるとどうなるか   ツィス

ツィス/広瀬正著(集英社文庫) 神奈川県のある市において、耳鳴りの音に悩む女性があらわれる。しかし彼女は、この地域を離れると、耳鳴りは治まるという。患者の娘として気にかけていた精神科医は、他の人にもその音が聞こえるのか確かめるが、どうも敏感…

フランスの猫の舌

ラング・ド・シャというクッキーがあるが、フランス語で「猫の舌」という意味だそうだ。へぇ。でも猫の舌には見えない。フランスのクッキーはなんか少し違うのかな。もっとも小さくてかわいくて猫の舌みたいに思えるものなのかもしれない。 ところで、僕は大…

罪悪感を突き抜ける   紙の月

紙の月/吉田大八監督 原作は角田光代の小説。さらにこの原作に影響を与えただろう実際の事件は聞き覚えがあるような気もする。それくらい時々このような横領事件は起きている印象があるが、今はそれなりに対策は練られているのかもしれない。 少し前まで主…

結局運に助けられた

雪で大混乱だった数日、今となって考えてみると、それでも大寒気団の到来について、大々的に事前に報道があったことはそれなりに混乱の歯止めになったようにも感じる。金曜あたりでふつうに話題に上るようになって、なんとなく心構えと備えができる余裕があ…

劇団ひとり、見直しました   青天の霹靂

青天の霹靂/劇団ひとり監督 そこそこの腕がありながら後輩のマジシャンにも人気で抜かれてしまってうだつの上がらない主人公。何年も関係の途絶えていた父親が浮浪者になっていた上死んだとの連絡を受ける。遺骨を受け取り、父が棲んでいたらしい橋の下のブ…

運動と便秘の関係

僕自体はお腹が弱い体質なんであんまり覚えは無いけれど、便秘をする人には、食物繊維などを心がけて摂ることと、適度な運動が予防に効果があるといわれている。確かにそうだろうな、と思うのは他でもなく、ワンちゃんと散歩するときに実感する。 それという…

やっちまったバカさが清々しい   トーキョー・トライブ

トーキョー・トライブ/園子温監督 近未来の東京の街の若きギャングたちの闘争を、ラップによるミュージカルで描いた作品。ただただバカっぽい変な映画で、よくまあ劇場公開されたもんだとあきれるようなところもある。僕んちはDVDだから居間で観ていたわ…

パパとママは、パパとママとお互いに呼ぶらしい

日本に住む外国人の日本人への疑問ということの中に、どうして日本人は親同士がパパ、ママと呼び合うの? というのがあった。似たようなのに子供のお母さんが、例えばタケシ君でのお母さんなら、「タケシくんのママ」と呼んで実際の名前を知らないまま付き合…

もう一つの人生があったなら  エロス

エロス/広瀬正著(集英社文庫) 副題は「もう一つの過去」。橘百合子という歌手が歌手になったのは、本当にあるきっかけが幸運を呼びデビューできたからだった。そのデビュー前の昭和8年にさかのぼって、もしその偶然が無かったらどのようになっていたのだ…

的を外しすぎてて…届かない

ラジオ聴いてて雑感。 経済のことは分からないけど、という前置きがあって、安倍さん批判であるらしい。経済成長を優先させるのがなぜ間違いなのか。それは経済を優先させて弱者を守る金を作り出すようなまやかしだから、であるかららしい。もともとの話とし…

他人の追悼などどうでもいい

デビット・ボウイの死については、僕は小学生の高学年くらいからのファンなのでフツーに痛ましく感慨深い訳だが、例えそうであっても、巷間の反応については、なんとなく冷ややかな自分がいる。そういうところはひねているということは言えるのだけれど、当…

干されるのは確かに怖いが

さて、スマップについては門外漢で、単なる雑音であるのは分かっているが、今回の騒動は僕にでも漏れ伝わってきた。何しろ普通に新聞に報じられたりしたし。当初の率直な感想としては、むしろいい話なのかな、とさえ感じていた。それというのも、いわゆるジ…

結局女性が戦っている理由

現在イラクとシリアの地域は、モザイク国家といわれている。事実上国境で囲まれた国家としては成立しておらず、さまざまな集落ごとに民族ごとの集団が暮らしている。もちろん今話題になっているISというのは、そのような地域で主に展開している。現地の人間…

女性性ってサスペンスだ   鍵のない夢を見る

鍵のない夢を見る/辻村深月著(文春文庫) 5つの話からなる短編集。連作ではないが、犯罪を題材に巻き込まれたり関わったりする女性(または女の子)の心理を描写した内容が多い。 まずちょっと驚いたのは、女の人がこんなことを考えているということを、あ…

本当に紹介していいものか…

社交辞令というか、挨拶のようなものだとは思うが、時々結婚相手を探してくれないかと頼まれることがある。適齢期を越えた(越えてなくてもだが)ご本人から言われる場合もあるが(その場合は冗談かご謙遜の意味があるかもしれない)、たいていの場合はその…

やっぱり人を気にさせてしまう作家なのだろう   病む女はなぜ村上春樹を読むか

病む女はなぜ村上春樹を読むか/小谷野敦著(ベスト新書) 題名からも分かるように、いかに村上春樹がダメ、というか、その人気の内容の考察を含め、現象としてウケる村上春樹とは何かをいろいろと考えた内容。どうして騒がれながら、今までノーベル賞が取れ…

合理的に割り切れることが賢者の道

録画していたワイルドライフを見る。インドネシアのバリ島のトランベンというところでは沈没船があり、そこを根城に多くの魚が集まる。その魚を見るために多くのダイバーも集める人気スポットらしい。 昼間はそのようなにぎやかなところだが、夜になると多く…

傷を背負った男の友情   友よ、さらばと言おう

友よ、さらばと言おう/フレッド・カヴァイエ監督 フランスのアクション映画。要するにちょっとだけハリウッドとは違う感じは確かにする。フランスで銃がこんなに簡単に使えるものなのかは不明だが、とにかくドンパチが激しい。さらに主人公たちが中年という…

羊たちは怯えて眠れない

ちょっと前に、加工肉は発ガン性の危険があるというニュースが流れた。世界保健機構のガン専門機関がニュースソースであるということで波紋が広がり、スーパーで売られるソーセージやベーコンなどの売り上げが激減するという事態に陥ってしまった。それに伴…

子供向けに真剣に考えているだろう人たち   わずかいっちょまえ

わずかいっちょまえ/星里もちる著(エンターブレイン) ときどき覗かせてもらうアニメ監督のブログで紹介されていた漫画。まったく知らない漫画家で、そういうことが無ければ恐らく永遠に手に取ることも無かったかもしれない。 これをSFというのかは知らな…

シルバ君頑張る

自家用の軽ワゴンは既に20万キロも越えており、もともと中古で買った時から古かったが、特に最近は傷みが激しいという感じになってきた。何とか走るのでいいと言えばいいけれど、本当に荷物を積むとさらに鈍くなるし、もともと坂道はきびきび登らないし、洗…

そこに気配がする   イット

イット/トミー・リー・ウォーレス監督 原作はスティーブン・キングの小説。これはそのテレビ・ドラマらしい。原作とは多少展開が違うらしいが、少年時代と大人になってからとの二部構成になっている。子供時代に連続幼児殺人事件が起こるが、それはピエロの…

それでも流行ファッション

着る服、ファッションにおいて何を最も重視するのか、という問いに対して、「清潔感」や「目立たない」ということが重要だということが書いてあった。最近の若者ファッションの潮流ということらしい。だいたいはあまり興味のない分野なんだが、それはどうい…

良い答えのために良い質問をしよう   問題がモンダイなのだ

問題がモンダイなのだ/山本貴光・吉川浩満著(ちくまプリマー新書) 問題とは何かを考えた本。世の中には様々な問題があって、困らせられたり、そのまま考えさせられたりする。そもそも問題とどう考えるのかという手助けになるかもしれないし、そうならない…

漫画的だが仕方のないこと   脳男

脳男/瀧本智行監督 小説の原作があるらしいが未読。連続爆弾殺人犯を追ってアジトらしい場所に行くとそこでも爆発が起こる。犯人かどうかは不明だがそこに残っていた男を逮捕して尋問するも、何か障害めいた感情の起伏のない人間だった。精神鑑定にかけてみ…

バカが多くても気になる世界   このミステリーがひどい!

このミステリーがひどい!/小谷野敦著(飛鳥新社) ふだんから頻繁に手に取るわけではないが、出張の移動などにミステリ作品をかばんに入れる習慣はある。別に新書でもなんでもいいのだが、どういう訳か移動中にミステリ作品を読むと楽しいような気分がある…

勤めるというのは、こういう側面はあるな   喜びも悲しみも幾年月

喜びも悲しみも幾年月/木下恵介監督 言わずと知れた日本の古典的名作。結構長いが、大ヒットしたらしい。戦前戦後の灯台守をする夫婦を25年にわたり坦々と描いている。もうこれは坦々と観るより無い。 実はところどころ観たような記憶があるので見たことは…

日本の過去はまったく暗い   天使の傷痕

天使の傷痕/西村京太郎著(講談社文庫) 西村作品といえば時刻表シリーズだと考えてしまうが、これはちょっと毛並みが違う。もっとも西村作品を読んだ記憶はあんまりないが…。 雑誌記者が彼女を連れて東京郊外の低い山にハイキングに出かける。登っている最…

読まねば得は出来ない   牛を屠る

牛を屠る/佐川光晴著(双葉文庫) 北大卒業後に出版社に勤めるが、喧嘩して退職。職安で紹介された職場として屠殺場に行くことにする。それも本人が希望して、事務職ではなく現場へ。当然というかそのような大卒出の人間が就職するには現場にも違和感があっ…