かわせみ側溝から

志は低空飛行 

2012-12-01から1ヶ月間の記事一覧

振り返るより振ってみる

一年を振り返って反省してみようと思ったのだが、やっぱりやめることにした。いや、それなりに反省すべきことはたくさんあるのだが、出来れば忘れたい。それによく考えてみると、今まで反省してきてもろくなことは無かった。そういう反省をして反省もほどほ…

今年のお勧めを選んでみた

毎年のことながら、今年のタイムリーとは限らない、個人的な一年の振り返り。いい映画は結構観たけど、収穫としてはこんなところだろうか。もう一回観てもきっと面白いだろうと思うようなものを選んでみることにした。 野良猫ロック セックス・ハンター/長…

頑張れ広島カープ   マネーボール

マネーボール/ベネット・ミラー監督 強いチームを作るためにはどうしたらいいか。別に監督やオーナーで無くとも方法は明確に分かっているはずだ。どのようなチームが強いか、実際に知っているからだ。細かく子細に見て行くといろんなことが言える訳だが、は…

ズバリ、タイムリーな本 スタンフォードの自分を変える教室

スタンフォードの自分を変える教室/ケリー・マクゴニガル著(大和書房) 読み終えて思ったのは、まさに今のタイミングで手に取ることができた幸運かもしれない。ひょっとして僕は何か運というものを持っているのかもしれない。 それというのも今は年末で、…

悲しいが、喜びでもあるようだ   ベニスに死す

ベニスに死す/ルキノ・ヴィスコンティ監督 ひとことで言うと長編ミュージック・ビデオ。実際そのように観賞するのが正しいといえるだろう。スジというのもあるけれど、基本的に流れている音楽に合わせてゴージャスで物悲しい映像を眺めているということにな…

チケットを買わない間抜け野郎

アラスカの巨大カレイ(ハリバット。または日本ではオヒョウとも言われるらしい)釣りのドキュメンタリーを見た。とにかくでかくて、畳一枚分という表現もまんざら嘘では無い。100ポンド(45キロ以上)を超える重さのものがざらに釣れるようで、日本の釣りで…

追われる生活

特に趣味と言えるようなものは無いが、じゃあ日頃家で何をやっているかという問いに正直に答えると、録画している番組を観ている、ということがいちばん多いかもしれない。他は休肝日でなければ酒を飲んでいる。しかしながら酒を飲みながらやっていることと…

今夜の仕掛け、頑張ってください

お袋がクリスチャンなので、我が家ではクリスマスはそれなりに重要な行事だったような気がする。西洋映画のものとは違うまでも、クリスマスの特別な空気は、これまでの日常生活とはまるで違ったものであったように思う。なんだか分からないけどものすごく期…

権威主義と闘う見事な革新思想の勝利   英国王のスピーチ

英国王のスピーチ/トム・フーパー監督 他人前でスピーチをする苦痛や、話をするそのものに苦手意識のある人は多いだろうと思う。僕自身もその一人だが、よく考えてみると、それは個人的な苦手な分野というより、誰もが訓練なしにはできない分野ということの…

橋の上では杖をつかない

いつかやってみたいな、とひそかに思っているのは、お遍路さん。 理由は万歩計のカウントをたくさん稼げるだろうから。まとまって歩く毎日というのを堂々とやってみたい。でもまあ、ひと月以上歩くというから、よっぽど物好きで無いと無理かもしれない(失礼…

今じゃやっぱり作れない映画ではある   反逆のメロディ

反逆のメロディ/澤田幸弘監督 原田芳雄の魅力満載映画といった感じ。地井武男が骨のあるチンピラの役をしていて(なお梶芽衣子と絡んでたり)感慨深い思いもした。さらに感慨深いのは佐藤蛾次郎がちゃんと演技をしていたり歌を歌ったりすることだったりするの…

手元もぞもぞ観察シーズン

忘年会シーズンに限らずだが、飲み会で人が集まりだすと「ヤアヤア」と最初は挨拶を交わす。田舎というのは集まる時間にルーズなので、始まりがはっきりしない。集合時間というか開催時間というか、アナウンスのあった時間帯に近づくと自分の席らしいところ…

悟りというのは終わってから分かるものかも   紀ノ川

紀ノ川/中村登監督 長かったなあというのが素直な感想。まあ、退屈しながら観たという感じ。文藝ものだからそれでいいのだろう。良い意味で風格のある映画で、観たことがあるだけで自慢にはなるかもしれない。 人の一生を重厚に描いているのだけれど、観終…

とにかく何かが起らない方が吉

選挙が終わった。終わってみると驚くほど選挙前の予想通りの結果となった。良いとか悪いとかは今から分かりようがないが、このことの解説はこれから大量に目にすることになるだろう。期待もあるからおおむね肯定的な意見が占めるとは思われるが、この際に何…

恋愛人生反面教師   馬鹿まるだし

馬鹿まるだし/山田洋二監督 まんま「無法松の一生」のハナ肇版である。山田洋二監督が無法松を好きな理由はよく知らないが、自分が作る喜劇の原型にしているらしいことはほぼ間違いあるまい。後の寅次郎の原型自体が無法松の亜流なのではあるまいか。純粋過…

12月になると、どうしても思い出す人

ブライアン・エプスタインがいなかったらビートルズはどうなっていたか。歴史に「もし」は無いし、確かめようは無いのだが、エプスタインのドラマがあることは、ビートルズの興味において一定の深みを感じさせられることは確かである。それも32歳という若さ…

大人になるまで、政治家と話をしたことがありますか?

若者の投票率が低いのが嘆かわしい事だというのは、その通りである。そのことで日本の政策は若者を虐げているという図式というか、事実としてそうなっていることも間違いがない。実際に損をしているのに、それでも若者は投票には行かない。それでは単に若い…

ほんとうに寝られないのだろうか

風邪をひいて寝ている分には、具合が悪いのだから仕方がない。具合が悪くて寝ていたいという欲求の時にちゃんと寝ていられるのは、それなりにしあわせである。 ところがそれが日中である場合、少しばかり不安にかられるのである。今じっくり寝てしまうと、夜…

この映画世界の耽美さに酔え   ドラゴンタトゥーの女

ドラゴンタトゥーの女/デビット・フィンチャー監督 改めて確認させられたのは、僕自身がデビット・フィンチャーのことをものすごく好きなんだということだった。お話が面白いというがこの映画の最大の魅力としても、しかしその展開の仕方、映像の美しさ、カ…

そう言えばもう終わるのか

そろそろ今年を振り返る人が増えてきたようで、その様な総括めいた言動を耳にしたり目にしたりするようになった。だいたいにおいて世に疎いのでそれらに特に口をはさむことができない事が多いのだけれど、改めて今年に何があったのかというのを聞いてみると…

アナウンスは注意して聞くように

タクシー無線なんかで「大きな荷物の忘れもの」という言葉が出たら、犯罪者を乗せているという意味だというのは有名な話だが、実際に客の忘れもののアナウンスを聞いたことはあっても、幸いというか「大きな」方のアナウンスは聞いたことが無い。自分が犯罪…

シュールだけど何となく本当そうな   ウホッホ探検隊

ウホッホ探検隊/根岸吉太郎監督 夫婦の離婚劇という題材で、何故か不思議と味のあるコメディに仕上がっているという変な作品。変ではあるが非凡なホームドラマで、興行的にはコケてしまったが、本当に面白いという魅力のある佳作である。 何となく現実感が…

気の合う仲間である必要はない

映画の中の台詞で読書の話になって「どんな本が好き」という質問に、その女の人は漫画を数冊答えていた。前ふりで本はけっこう読む方だと答えていて、さらに違和感を覚えた。質問した方も、僕もその本が好きだと言っていて、共感の話として挙げたということ…

トンネル内では追突にご注意を

笹子トンネルの事故を見ていると、本当に命を分けるものというのは運かもしれないと感じる。間一髪で命が助かった人がいる一方で、何が何だか分からず亡くなった人もいるのだろう。トンネルを通行中に天板が落ちてくるなんて予想できる人など居るわけがない…

遠慮のない金額の程度の話

先日10年ぶりくらいにS田さんと飲む機会があった。それはそれで楽しかったのだが、銅座から出てタクシー乗り場に来たところで、「向かいから乗りましょう」と言われて、横断歩道を渡ってから逆方向の車を拾った。運転手さんには、Uターンせずに回ってやっ…

あなたは誰に投票しますか? を言えますか?

選挙期間なんだから選挙の話題というのは当然多くなるのだが、自分の支持政党であるとか支持している人物の話になると、なんというか声が小さくなったり、随分個別の話になったりする傾向があるような気がする。また逆にその様にはっきり言う人が出てくると…

日本人世界と対極にあるもの   黒いいたずら

黒いいたずら/イーヴリン・ウォー著(白水社) これは僕の個人的な問題かもしれないが、ちょっとこれと似たような小説というのを知らない。何かの興味で買った本には違いないが、それも思いつかない。小説らしいということで放置してあったわけだが、読みだ…

残念だが、たいした争いで無いことの利点の方が大きい

衆議院選が始まるということで、巷間では盛り上がっているようにも見えて、しかし多くの人の戸惑いの声も聞かれるという図式が出来ている感じもする。政党が乱立している事を指して言っていると思うが、現実的にはどうなのだろうか。 実際に悩んでしまうとい…

「いいね!」の困難

すっかりFacebook生活になっているんだけど、慣れてきたとはいえ、やはりいまだに戸惑うことがあるのも確かだ。拾いだせば細かいところはいろいろあるけど、その最大のものというのが他ならぬ「いいね!」ボタンなんである。Facebookの最大の特徴とも言える…

ちょうどのタイミングといえばそんな感じだ

休みのたびに具合が悪くなっているわけではないが、休みの日に具合が悪くなる確率は割合高いような気がする。体調に精神論を持ってこられるとめんどくさいことはあるけれど、少し気が抜けるというかホッとするということも、少なからず関係するのだろうか。…