かわせみ側溝から

志は低空飛行 

2014-12-01から1ヶ月間の記事一覧

みなさん、良いお年を!

みんな今年を振り返りたいんだな、という年の瀬。これが区切りという共通認識がそれなりにあるせいだろう。学校も卒業したし、しかし会社も休みだし、そうして年は変わる。日付が変わるのにそんなに違いがあるはずないのに年は変わる。そういうのがなんとな…

ただひたすらこの世界に酔うべし   Monster

Monster(18巻)/浦沢直樹著(小学館) 作家の浦沢直樹は知らなかったわけではない。日本を代表する人気作家でストーリーテラーだという話は聞いたことがある。しかしまあ、僕は大人になってからそんなに熱心に漫画を読んでこなかったので、作品を通して読…

ちゃんぽんが旨いというだけの事

今さらながら、ちゃんぽんへの距離感の話。 食いもんなんだから自分が良ければそれでいいというのは大前提。文化もあるし、庶民的だがそれなりのごちそう感覚があるのは、ちゃんぽんとしての背景にはある。さらに、旨い不味いは確かにあるんだけど、そういう…

リア充定義変遷

リア充という言葉は古いものではないが、しかしそれなりに新しい言葉としては、十分に定着しているような印象を持っている。しかし、意味というのはあんがい広くなっているような感じである。もともとは恋人の有る無しから始まり、その恋人なりパートナーな…

欲望は思うようにならない

ちょっと前に東京駅100周年限定suica事件というのがあった。テレビのニュースで見たときは、とにかくJRの対応がけしからんという一点に収斂された報道姿勢で、多くの人々の不満や怒りをそのまま流していた。結局JRは考えも甘いばかりか対応も何もひどい会社…

お笑いはまじめに続いている

相変わらず北朝鮮という国は面白いことをやってるな、ということが続いた。不思議なことにこれが現実だということに、良く考えてみても普通に現実感が無い。「(日本は)そっくり焦土化され、水葬されなければならない」んだそうだ。普通ならばお笑いで「ぷ…

ピントが合わないというか

駅前でみかんを売っているときに観光客らしいカップルのお客さんから話しかけられた。今夜の飯の問題らしい。駅前だから飯屋が無いわけではないが、観光だったら繁華街の方がいいのではないか。そう言ったら「いや、昼に中華街に行ったんですよね」という。…

クリスマス・プレゼントの思い出(ラジコン編)

クリスマス・プレゼントというと子供の頃の記憶か、自分の子供でもやはり小さい頃でなければ大した思い出も無い。今でもそういう体験を作ることは大切だろうが、なんというか、醍醐味としてそういうことのイベント性は薄れているかもしれない。 ということで…

悪女こそ価値ある人生  ギルダ

ギルダ/チャールズ・ヴィーダー監督 一般的にリタ・ヘイワースの魅力が発揮された古典的なサスペンスとして知られる作品らしい。たぶん僕もそのような動機を持って借りたに違いない。どんでん返しもあるし、ままならない魅力的な女に振り回される男たちの姿…

愛と悲哀の一人カラオケでは…

世代的な問題もあるし、お仲間の問題もあろうが、カラオケとの馴染みはそれなりにある。歌うのは嫌いではないし、最近はそういう機会が激減したとはいえ、年単位で数えると、やはり時々歌う。要するにカラオケは場末のスナックで数人の仲間と歌うもの、とい…

今年も終わるらしいを実感する

高校駅伝が終わると、まあ、だいたいのところ今年は終わりだな、という気分になる。気分になるし、まあ、だいたいのところそういうことだ。一日ごろごろしてタイムリーに楽しんで、録画しても楽しんだりする。 女子の方は圧倒的優勝候補と目されていた常盤が…

本屋の消滅

ネットで買い物をすることになって一番変わったのは、何より本屋に寄らなくなったことだ。いや厳密にいうとまったく寄らないわけではないが、もう以前のように生活の一部ではなくなった。本屋に寄っても本を買わなくなったし、本屋で確認してネット購入する…

変わらない人間性が透けるということ   96時間リベンジ

96時間リベンジ/オリビエ・メガトン監督 ひどい作品のさらにひどい続編を見てああだこうだ言うのもなんだが、それなりに吹っ切れた気分になるのと、期待を裏切らず薄っぺらな状態のまま何も考えずにひどいので、さらに呆れて楽しめた。まったく陳腐な連中で…

今年は乗り切ったとみるべきか

近年この時期になると少なからず体調を崩す。弱ったというのが第一であろうが、やはりそれなりに過酷であるからだという感じだ。あるイベントが必ずあって、寒いのに野外で数日過ごす。昔から堪えるとは思っていたが、近年特にこれがつらい。 考えてみると、…

偉大なる日本の本格ミステリ   獄門島

獄門島/横溝正史著(角川文庫) 日本を代表する本格ミステリとして有名すぎて読んでなかった。映画化されたものでさえ、観たのか見てなかったかあんまり記憶が無い。というか、子供のころの記憶にテレビのロードショーで流れていたのは知っているから、ちょ…

パッチとスカート

あんまり寒いとズボン下を穿く。いわゆる股引、パッチである。これが若い頃は気恥ずかしさもあって、やせ我慢していたようにも思う。少なくとも衣料品店で自分で買えない。母やつれあいに買ってもらって着用するわけだが、それも自らの意志というより、勧め…

堂々と嘘の言える日本人たれ

人間社会で生きていくうえで大切なのは、他人を騙してはいけないという社会規範であるといわれる。人々は信用の上に社会を構築しているわけだから、嘘つきが混ざると相手を信用できなくなり、混乱に陥り、不安定になる。皆騙されるのが嫌だから、自分から相…

あんがい静かだった歴史的な大勝利

歴史的大勝劇は割合静かに終わった。解説は既にいろいろ出ているものとは思うが、これが選挙に行かなかった人を含めての、圧倒的な民意の結果となる。数の上からすると、先進国では非常に珍しい現象だとは思うが、北朝鮮や以前のイラクのような、絶対多数政…

賞味期限を信じるか、自分の判断を信じるか

談志のドラマを見ていたら、賞味期限切れの食材を冷蔵庫から出して人にやったり、またそれを平気で調理して食わせたりする場面があった。それはそれで面白いのだけれど、そうやって食う飯が上手くできた(天才)ということと、ある種の性格的な豪快さと、そ…

落語的人生

談志のドラマをやっていて、それを見た。生前のドキュメンタリーも見たことがあるし、なんかの文章も読んだ記憶がある。人物像をざっくりと描き出しているらしいことは理解できた。本人が死んでからそんなに時間がたっていないし、演じている役者も年代毎に…

自分から逃げない覚悟が必要だ

選挙になると、いや、選挙に限らずだが、政治的な話になると、どこそこの陰謀説に騙されるな、という話が出てくる。人々には思惑があるから、そうしたいという気持ちを指して言っているというのであれば、少しは理解できなくもないが、しかしそうであっても…

社長を働かせるな

人には不正を働く人と働かない人がいると思われている。事実としてそのように見えるのだが、しかし事実をよく考えると、不正がばれた人とばれなかった人がいると捉えるほうが、より事実に忠実そうだ。自分が違うと思っているのは、単なる勘違いらしい。いや…

本当に勇気のある人間とは

尋常でない仕事を残した完全主義者の手塚治虫だが、激しい嫉妬心をあらわにしたことでも有名である。次々に現れる新しい才能に嫉妬し、時にはその嫉妬ゆえに過当に批判し、人々を困惑させた。偉大な手塚の負の側面、ダークサイドとして語られることの多い手…

衰退しているのか巨大なのかよく分からない

日本で力を持っているとみられる左派政党は事実上無いか、もしくはかなり衰退している。しかし世界的な潮流としても、左派政党の衰退は一般的なことであるらしい。米国の二大政党はどちらも保守的だからこれは除外して考えていいいが(それにしても変な国だ…

考えないことで皮肉が伝わる 96時間

96時間/ピエール・モエル監督 監督が本当にまじめに映画を作ったのか疑わしいところはあるが、親子の縁とバイオレンスを結びつけた痛快作といっていいかもしれない。あくまで作り物のマンガみたいな映画だという割り切りは必要かと思うが、むちゃくちゃな…

愛無き者には分からない   劇場版・魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語

劇場版・魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語/新房昭之・宮本幸裕監督 今となっては誰のお勧めでこの映画を手に取ったのか忘却の彼方の話なのだが、身近な人ではなかったことだけは確かだろう。ずいぶん若い人だったのだろうと推察されるわけだし、それ…

もっとも罪深い人たちとは

僕を知っている人なら自明の事なんだが、僕は基本的に利己的な人間である。自分が良ければそれでいい。本心からそう思っているところがある。意識しているわけではないが、ひとの事を考える力が無いし、考えている余裕が少ない。気になることもないではない…

日本でも一定の議論を待つ

少し前の話になるが、米国のブリタニーさんという女性が、脳腫瘍の為に尊厳死を選び、その是非をめぐり世論を分断する議論になった。日本でも報道で観た覚えがあり、飛び火して関心を抱いた人も多いことだろう。表現が尊厳死となっていたが、事実上医師の幇…

言えたら楽なんだろうな、と思うこと

本来「ありがとう」という言葉は、いい言葉だと僕も思ってはいる。美しい響きを持っているし、意味としても普遍的に素晴らしいものだ。だからこの言葉を大切にして、マナーという以上に愛している人だっているだろうことは容易に想像できる。だから、それは…

とりあえずが難しいらしい

日本で暮らすようになる外国人が、割合早い時期に覚える日本語に「とりあえずビール」というのがあるらしい。頻繁に聞くからということと、やはりこれが便利だという実感と、日本らしい面白さというのがあるんだろうと思う。ここで銘柄をいろいろいう店もあ…