かわせみ側溝から

志は低空飛行 

2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧

超人すぎて共感できない   MILE22

MILE22/ピイーター・バーグ監督 主演は、マーク・ウォールバーグ。特殊捜査に当たる人間としては能力が高いものの、いつもイライラして社会適応性の低い人間を演じている。だいたい眉がつり上がって緊張しているような面構えなので、そのまま演じているとい…

本当に結末に驚いた   medium 霊媒探偵 城塚翡翠

medium 霊媒探偵 城塚翡翠/相沢紗呼著(講談社) 普通は本屋で目にしても手に取らないタイプの装丁である。ライトノベル風の女の子の絵があって、その子は不思議な雰囲気で指を立てたまま手を合わせて、みどりの瞳のまなざしでこちらを見ている。これだけで…

口説くときは飲みすぎに注意しましょう   正しい日 間違えた日

正しい日 間違えた日/ホン・サンス監督 講演会のためにやってきた町だったが、予定より一日早くついてしまった。寺を散策していると一人の可愛らしい女性と知り合う。そのままいろいろと話をしていて、彼女は絵を描くらしいことを知り、書いたものを見せて…

人が連鎖して壊れていくテレビ業界   破線のマリス

破線のマリス/野沢尚著(講談社文庫) テレビのニュース番組の映像編集を行っている瑤子は、その編集能力も高いうえに、映像で事件内容に深く切り込む能力を持っている。しかしながら事件そのものを追う姿勢に、社会の偏見を生みかねないギリギリのことをや…

犯罪者は怪我しても休みなく働く   パーカー

パーカー/テイラー・ハックフォード監督 パーカーは主人公の名前。ジェイソン・スティサム主演のアクション・スーパーマン映画。悪人チームで遊園地の売上金強盗を成功させたものの、次の大きなヤマを狙ってこのまま一緒に組もうとパーカーに持ち掛ける。彼…

大分朝散歩

最近は朝は抜くようにしてるんですが、そうするとなんとなくだらだらしてしまって、ちょっと遅めにホテルを後にしました。 あの金色の集団はなんだ? ラグビーのワールドカップが大分でも開催されたことを記念して、作られたものだそうです。先頭の人にちな…

滑ってんだか煽ってんだかよく分からん   音量をあげろタコ!何歌ってんのか全然わかんねえぇんだよ‼

音量をあげろタコ!何歌ってんのか全然わかんねえぇんだよ‼/三木聡監督 ヘビメタバンドのカリスマ声量を誇るボーカルのシンは、しかし声帯ドーピングをしており、のどに注射を打ちながら雄たけびを上げ続けるライブを行っている。一方ストリートで自分らの…

ひさびさ大分市

(※実際の日時はひと月近く前のことです。ブログの記事が多すぎて、後回しになってしまいました。というか、もともと僕のブログは時系列でなかったりしますので、悪しからずご了承のほどを) 久しぶりのリアル出張。高速道路の県外移動も久しぶりって感じで…

漫画が実写で漫画的だ   シティハンターthe movie史上最香のミッション

シティハンターthe movie史上最香のミッション/フィリップ・ラショー監督 原作は漫画やアニメで知られているはずだが、なぜか実写はフランス映画である(そこのあたりのエピソードは面白いが)。邦題の「最香」は「さいこう」と読むのだろうと思う。内容と…

今年は古くて新しい人が多かった(音楽)

今年のことだったか記憶があやふやだが、最近ドゥービー・ブラザーズの新譜が出て驚いて聞いてみて、その古めかしさも日本の歌謡曲っぽさも屈託がなく、呆れてしまった訳だが、そういえば今年はだいたいにおいて古い人がたくさんまた出てきたな、と思ったの…

毎日新鮮な恋のゆくえ   50回目のファーストキス

50回目のファーストキス/福田雄一監督 ハワイで天文学の仕事をしている男は、アルバイトで日本人ツアーの手伝いをしている。一人旅の女性に優しく、いわば島の伝説的なプレイボーイの役割をしているようだ。 ところがある日朝食をとっていると、ここで暮…

ルーティンも時間作りから

日常の散歩は、わざわざ時間をやりくりして行っている。だから、どうしても忙しくて時間を作れない日がある。ずっと人と一緒で、行動が制限される日もある。そういう日は、歩数に関してはあきらめるよりない。トイレに行き来するくらいでは、何千という歩数…

復讐するは我にあり   ザ・フォーリナー 復讐者

ザ・フォーリナー 復讐者/マーティン・キャンベル監督 ロンドンで生活している中国人の男だったが、一人だけの肉親である娘をテロで失ってしまう。声明はIRAであったので、元IRAの活動家で政治家になっているリアムという男にテロリストの名前を教えろと折…

時間制限食事法とやらを試す

人生の半分以上の時間、ダイエットしているのではないかと思う。それというのも、なかなかうまくいかず失敗続きだからだ。うまくいっていた時期というか、何とか成功と呼べる体験も無かったわけでもないが、その成功体験が継続していかされていなかったと言…

権力と戦う歴史を振り返る   シカゴ7裁判

シカゴ7裁判/アーロン・ソーキン監督 1968年にベトナム戦争に反対するデモや集会を行っていた群衆が、警官隊と衝突し多くの負傷者を出すことになった。そのデモ隊を首謀したとされるいくつかの団体の代表が合わさっての裁判となった史実をもとに、映画化し…

水には気を付けろ!   光車よ、まわれ!

光車よ、まわれ!/天沢退一郎著(ポプラ文庫ピュアフル) いわゆる古典的な児童文学と言われている。今は大人になっているが、子供の頃に読んで感銘を受けた人が多い作品だという。 雨の日に登校した一郎は、周りの様子が何か違うことに気づく。妖怪なのか…

先行き不透明自分も不安   きみの鳥はうたえる

きみの鳥はうたえる/三宅昌監督 何か若者として鬱憤のようなものをため込んで生活しているような男がいて、彼は働いていない友人と一緒に暮らしている。ある日バイト先の書店で知り合った同世代の女性と、なんとなく付き合うようになり、夜も友人と一緒にな…

松山あたりと新空港通り

旧長崎街道に出てきた。空地は確か製麺所があったところ。津田板金との間の道を行きます。 左手がスーパーなどの駐車場。 右手がラーメン屋さんです。匂いも漂ってますね。 国道なんで信号で渡らなきゃならないですね。田舎もんにはめんどくさいです。 で、…

今やヤクザにしか家族愛は無いのだろうか   ヤクザと家族the family

ヤクザと家族the family/藤井直人監督 たまたま同じ店に居合わせたヤクザが襲撃を受け、それを助けたことから名刺をもらいかかわりができるチンピラが、麻薬の売人から金を盗みブツを投棄したことから殺されそうになるが、その名刺がきっかけで命拾いをする…

水田の路地から、杭出津住宅へ

以前は小料理屋というか割烹屋というか、ものすごく古いお店があった。友人がここで飲んでいて意外に思った記憶があるが、僕がその時一所に飲んだ記憶はない。そもそもなんていう名前の店だったったけ? 奥に元和菓子ケーキ屋さんビル。 ここも駄菓子を売っ…

本当に不自由とは何だろう   37セカンズ

37セカンズ/HIKARI監督 最初はドキュメンタリータッチで、脳性麻痺で車いすの女性の電車移動や入浴(ちゃんとヌードになるので驚くが)シーンなどが描かれる。それで母子の関係が印象付けられるわけだ。 そのように麻痺のために体が不自由なユマだったが、…

本堂川を下る。乾馬場。

自宅そばから眺める本堂川(大上戸川)周辺の田圃。 ここから下に下ることができます。 急な階段があるのです。 マックスバリューの裏側。 コンクリートの隙間から延びるたくましい木。 世界中から嫌われているグリーンモンスター(くず)。日本の植物は外来…

人の死を笑えるか  バスターのバラード

バスターのバラード/コーエン兄弟監督 いわゆるオムニバス形式で、いくつかのお話がバラバラに入っている。時代がアメリカ開拓期のものであることのほかは、あまり統一性のある話ではないようだ。強いて言えば、不条理な死の在り方、といったところか。それ…

松田優作なら、なんじゃこりゃー、という(古っ)   カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇

カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇/リチャード・スタンリー監督 カルトホラー映画。主演が、コッポラの孫であるニコラス・ケージなのだが、彼は作品を選ばない、という批判を度々ファンから受けている。要するにこの作品が、その批判に当たるだろうこと…

俺自身と付き合っていけるか   俺俺

俺俺/三木聡監督 見終わってみると、いわゆるアイドル映画だったわけだが、しかし三木監督作品なので、一筋縄ではなかった。主人公を演じる亀梨和也を前面に押し出しているのは間違いないが、そのための違和感が物語自体を面白くさせていて、相乗効果がある…

なんでプロレス・ファンなのかは謎だが   言語学バーリ・トゥード

言語学バーリ・トゥード/川添愛著(東京大学出版会) 副題は「Round 1 AIは「絶対に押すなよ」を理解できるか」。東京大学出版会のPR誌に「UP」(university press の略らしい)というのがあって、最近になって定期購読を始めた。今年の初めの号から始めた…

問いが正しいかはわからないが……   なぜ君は総理大臣になれないのか

なぜ君は総理大臣になれないのか/大島新監督 現在は立憲民主党所属の衆議院議員・小川淳也の17年間にわたる選挙活動を追ったドキュメンタリー作品。東大卒で自治省官僚だった小川は、官僚政治を変えるべきだという信念に至り、何の基盤もないままに政治家を…

今年も色々あったのに、なんだかもう色あせている

なんだか毎年流行語大賞には文句を言っている気もするが、おそらくそれはどこに行っても恒例になりつつある現象ではないのか。興味は引くが、内容を見るとどんよりするというか。流行語大賞というアイディアは素晴らしく、これを企画したもの勝ちになってい…

ケネディ大統領暗殺事件の決定版   パークランド ケネディ暗殺・真実の4日間

パークランド ケネディ暗殺・真実の4日間/ピーター・ランデスマン監督 題名にもある通り、ケネディ大統領が暗殺されたダラスの事件を克明にドラマ化したもの。僕らの世代でこの事件の概要を知らないものはいないと思うが、子供のころから繰り返しバラエテ…

自由を奪う前に考えよう

僕の住んでいる町はとんでもなく田舎なので、一般的な日本の状況とは平均値が異なるということは理解している。自宅から職場まで車で通勤しているが、距離にして18キロ以上ある中で、押しボタンでない生きている信号は7つくらいしかない。通勤時だから比較的…