かわせみ側溝から

志は低空飛行 

2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

足が速いと困る

落語で「お足(単に足でもよいが)」と言ったら銭(金)のことである。辞書を引くと、足があるかのように渡り歩くから、とある。落語は庶民的な娯楽だから、そういう解釈でいいのだろう。もちろん足が好んで一休みするところもあるのかもしれないが、どうや…

第二のスタートが切れるかどうか   オーバー・フェンス

オーバー・フェンス/山下敦弘監督 おそらく失業保険を受けている人向けの職業訓練校で勉強している社会人で、離婚して心に傷を負っている男と、夜はキャバクラで働いている、これも心に傷のある女との物語。女のほうの精神はそれなりに具体的に病んでいるよ…

来年からいい年になりますように

年末になり日本のIWC脱退が伝えられた。国際協調の面からこれを批判するものもあるが、なぜ脱退せざるを得なくなったのか、ということはあまり詳しく報じられない。そういうメディアの姿勢はいつも通りなのだが、そうまでしてクジラを食べなければならないの…

迷ったときには原点に戻ろう   麒麟の翼~劇場版・新参者~

麒麟の翼~劇場版・新参者~/土井裕泰監督 テレビシリーズでもあるのだろうか。そういったものは未見なので知らないが、なんとなくテレビっぽい演出である。先日の出張の帰りに一緒にいた人達が、できれば日本橋に行きたいという。どうもこのドラマが原因ら…

今年の重大出来事を考える

今年を振り返っての十大(もしくは重大)ニュースという特集があっている。観ていると、人によってずいぶん印象の違うものだなと思うわけだ。例えば今年は冬のオリンピックがあったりサッカーのワールドカップがあったわけで、スポーツといえばこの二つだろ…

面白くないギャグとグロい裸の世界   ありがとう、トニ・エルドマン

ありがとう、トニ・エルドマン/マーレン・アーデ監督 最初から風変わりな、というか不穏な空気の流れる展開である。奇をてらったということはわかるが、そのユーモアのセンスがなんともわかりにくい。本人は面白く思っているのかもしれないが、そんな感じは…

そういえば最初はセルボだったな

車の免許を取ってからすぐに自動車には乗っている。すでに30年以上だ。日本にいなかった時期もあるけど、大体車は所有していた。妻の車も入れて数えると歴代16台ほどある。通勤などほぼ僕が使用した車は9台。中古車が多いというのはあるが、3年もすると買い…

今の思いが永遠である   ある天文学者の恋文

ある天文学者の恋文/ジョゼッペ・トルナトーレ監督 大学教授と女学生が付き合っている。かなり親密だが、不倫らしい。遠距離で、メールやラインなどを頻繁にやり取りしている。ちょっと不真面目なくらい。教授の代行で他の先生が講義を受け持つ授業に出ると…

真似をされたらくすぐったい

映画を見ていると言葉遣いが違う。ああ、舞台が北海道なんだな、と大体すぐには分かる。ふつうは風景が先だが、その程度の言葉遣いで場所は特定できる。また、北海道のアクセントは、いわゆる標準語との違いとしては、ほとんどほんの少しである。 似たような…

人形は本当にあなた次第か?   フィギュアなあなた

フィギュアなあなた/石井隆監督 リストラされてやけ酒飲んで、やくざに絡まれて逃げ込だ廃墟ビルの一室に、人身大フィギュア人形が置いてあった。等身大の女性にほとんど変わることのない精巧な作りに驚かされるわけだが、人形とはいえいたずらのようなこと…

クリスマス・ソングを聞く

今回も村上レディオ、よかったですね。クリスマス・ソング特集でありました。毎回変わった曲がかかるので知らない曲が多いのだが、ワムがかかったのにはびっくりした。村上さんも三河ナンバーのトヨタ・プリウスみたいにガチな定番と言っていた。バカにして…

未来は幼稚な人間ばかり   レディプレイヤー1

レディプレイヤー1/スティーブン・スピルバーグ監督 バーチャルリアリティのゲームの世界で、その制作者が死んだ折、三つの鍵を見つけたものに自分の総資産と、このゲーム世界を譲り渡す、ということになった。激しい争奪戦になるわけだが、リアルとバーチ…

銭湯の思い出(その2)

中学生の時に、寝台列車に乗って大阪に居た兄のところに遊びに行ったことがある。寒い思い出があるので正月休みだったのかどうか。とにかく一週間ばかり泊まりに行った。 その時はいろいろあったのだけど、最初に驚いたのは、兄の住んでいるアパートが共同ト…

まあこれもガッキーだから仕方ない   フレフレ少女

フレフレ少女/渡辺謙作監督 新垣結衣主演。もう10年ほど前の映画。文学少女だった帰宅部の女の子が、野球部の練習こぼれ球が頭に当たり、それで突然に恋に落ちる。ところがこの野球少年はもともとたいへんなスターで、1年ながらスカウトから注目されるモテ…

銭湯の思い出(その1)

子供のころにはあったが、今は無くなってしまったものに銭湯がある。厳密に言って田舎のまちでは、子供のころにも既にほとんど廃れていたものだった。何しろ風呂なしのアパートのようなものが、そもそも田舎には少ない。家に風呂がある人が、わざわざ銭湯に…

障害はわがままなのだろうか?   こんな夜更けにバナナかよ

こんな夜更けにバナナかよ/渡辺一史著(北海道新聞社) 副題「筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち」。最近映画化(ノベライズもあるらしい)されて話題にはなっているようだが、買ったのはずいぶん前のことだ。それというのも何かの雑誌だったかと思うのだ…

僕が野球を見なくなった訳(その2)

前回は、贔屓の球団が無いと言いながら結構あるじゃないかと自分ながら驚いた。まあ、実のところそれくらい野球は好きなんだろうと思う。野茂がアメリカで活躍するのは感動したし、その後イチローがヒットを量産するのも胸がときめいた。正直凄いことですよ…

箱根湯本も散策

港の店は土曜日とあって大変ににぎわってました。 さて、僕らも移動しましょうか。 あのお城のような建物は、ういろう屋さんなんだそうです。 かまぼこ通りとかいうところ。 青物町商店街。 なんとなくさびれているけど、それがまた今風かもしれません。 少…

白秋の童謡の道のつづき

だいぶ住宅のあるところまで降りてきました。 歌碑の目印も続いております。 このお寺あたりが北原白秋の邸宅あったあたりらしい。お寺とフクロウの碑と保育園がありました。 さらに下ってやっと平坦な道になりました。 線路も通っております。いわゆる東海…

北原白秋の道

朝飯食って準備を整えます。まだ寝てる人もいるようだけど、こちらにも準備ってものがあるんです。 駅に行ってパンフレットとか物色して今日のコースを決めましょう。 二宮尊徳(金次郎)さんの町でもあるんですね。歩きスマホが危険な時代、彼のように歩き…

映画館だからこそ観るべき映画   ボヘミアン・ラプソディ

ボヘミアン・ラプソディ/ブライアン・シンガー監督 クイーンの映画でもあるが、基本的にフレディ・マーキュリーの半生を描いたもの。バンドに加わってデビューを果たし、その恋とセクシャルな苦悩と、破天荒な生き方を描き出している。世間で話題になってい…

おサルの駕籠屋のまち

羽田に着いた。今回は寒いと聞いてたんだけど、そんなことないですね~。 ホームゲート(ホームドア)が出来てた。11月には無かったからその間にできたんでしょうね。 やっぱり寒くないです。寒くなるのは午後からだったっけ? 会議までは一時間ちょい。飯を…

僕が野球を見なくなった訳(その1)

なんという映画だったか忘れてしまったが、アメリカ人の青年がヨーロッパに恋人と一緒に旅していて、野球放送が無いことに嘆いている場面があった。米国人にとっては、なんとなくヨーロッパの生活様式は退屈なのかもしれない。娯楽の種類が違うというか。 そ…

堂々としたいじめとはこのようにやる   ヒトラーの忘れもの

ヒトラーの忘れもの/マーチン・サントフリート監督 戦後ナチスから解放されたデンマークで、捕虜となったドイツの少年兵たちを使って、海岸線に埋設されていた地雷を撤去する作業を行っていた。ナチスの蛮行に苦しめられた人々を代表するかのようにデンマー…

飼われる猫が増えているのは

飼い猫の数が飼い犬の数を上回ったという報道は聞いたことがある。ちゃんと飼っているかどうか分からない状態の猫もたくさんいるだろうから、実数はまだまだ上ではないかとも思う。しかしながら飼っている世帯数でいうと、170万世帯以上犬の方が多い。要する…

イタリア人もママが好きだが   東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(劇場版)

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(劇場版)/松岡錠司監督 オダギリジョーと樹木希林版。先にも書いたがこの映画目当てでドラマ版も観てしまったに過ぎない。ドラマは、まあ、そうだな、という出来栄えだったし、広末の立場も良く分からなかったが…

Born to run

ドラマと映画の東京タワーを見ていて感じたのは、自堕落な生活は良いとしても、どうしてまあ、無意味な借金を繰り返すのだろう、という思いだった。親のすねをかじって遊んで廻るのもけしからんと言えばそうだけれど、まあ、多少は仕方ない面はある。親元離…

まったく予測不能なアクション・ミステリ   北の夕鶴2/3の殺人

北の夕鶴2/3の殺人/島田荘司著(光文社文庫) イラストの画力はいいのだが、なんとなく持ち歩きにくい感じがする。目を引く感じが雑誌的なのかもしれない。僕は文庫本などにカバーをかけないで持ち歩くので、こういう表紙じゃない方が助かります。 別れた奥…

女子トイレのスペースを増やせ

高速道路の休憩所などで行列ができている。よく見ると女の人ばかり。それも当然で、トイレ待ちなのである。たまに豪傑集団が男子トイレにも入ってくるという話もあるが、我慢できないのであれば仕方のないことだ。ときどき男子トイレでも大の方がふさがって…

迫力と美しさは一見の価値あり   KUBOクボ 二本の弦の秘密

KUBOクボ 二本の弦の秘密/トラヴィス・ナイト監督 アニメ作品。たいして話題になったとは聞かないが、非常に評価の高い作品で、改めて観る気になった。理由はすぐに分かるが、何しろアニメの出来が良い。日本の時代物であるが、勘違いも多くて日本向き…