かわせみ側溝から

志は低空飛行 

2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

純粋なバカ野郎人生   わが心の銀河鉄道・宮沢賢治物語

わが心の銀河鉄道・宮沢賢治物語/大森一樹監督 題名どおり宮沢賢治の生涯を描いたもの。どの程度まで真実かは知らないけれど、ある程度は史実にのっとっているものだろう。国民的な人気作家である賢治が、このように変人だったというのは、一般的にも知られ…

自分の縄張りだったところ

自宅から15分ほど登ったところに清正公さま(子供の頃にはセイショコサマと発音してた)と呼んでいる神社があって、その脇の森の中に行きつけのクヌギの木があった。夏休みになると、目覚めてまずそこまで登って行くのが日課になっていた。その他にもポイン…

うどんの恨みは継続している

高松出張中は頭の中で「うどん」のことがずっと気になっていたのだが、何しろ連れがあって行動が自由にならない。どういう訳か連れの人々はうどんに関心のない人ばかりのようで、三日間という機会を得ながら、結局ホテルの朝食のビュッフェに、わんこそばの…

やはり正義の行動は危険である

大津のいじめ自殺事件で、加害者とみられる少年の顔写真や住所や両親の情報などがネット上で流れて話題になった。そのような情報流出があって、祖父と間違われた人が被害届を出したという報道も流れた。どの程度が本当であるかなど僕には知りようが無いが、…

衝撃的というか、そんなもんですか、というか

確かにイチローのヤンキース移籍のニュースは衝撃的だが、古巣となってしまったマリナーズ三連戦前にやるというところが、なかなか戦略的なビジネスだと思う。野球ってそういう興行なんだということなのだろう。結構以前から練られていた計画なんだろうね。…

経験を絶対視する未来は暗い   「地球のからくり」に挑む

「地球のからくり」に挑む/大河内直彦著(新潮新書) 現在のエネルギー政策について語ろうとするとき、311の影響が大きすぎて、すぐに脱原発か否かというような声高なものになりがちである。それはそれで大変重要だとは思うものの、やはり戦争中の非国民…

心の無い宇宙人が、心を獲得する物語    2999年異性への旅

2999年異性への旅/マイク・ニコルズ監督 邦題を見て選んだ人は失望するだろうし、邦題を見て観ることを諦めた人は楽しむことすらできない。そういう意味では、ひたすら残念な佳作コメディ。だって普通はこんな題名の映画を選んで観るなんて考える方がど…

求む、コーディネーター

ご近所の人と話をしていて、最近は東北からの移住者がそれなりに増えているということのようだった。中にはホットスポットというか、関東の別の県の人もいるらしいが、もうすぐ夏休みということもあって、夏場だけでもということで住む場所を探している若い…

お勧め笑い本6(奇人変人編)

お勧め笑い本6(奇人変人編) ○箆棒な人々/武熊健太郎著(河出文庫) 偉大な奇人たちのインタビュー、ドキュメンタリー。これが面白いのなんの。面白いんだけれど、他の歴史上の偉人たちよりも、むしろもっと偉いのではないかという気分にさせられるのだか…

ある意味で似たもの同士だったのかも   ハロルドとモード

ハロルドとモード/ハル・アシュビー監督 何度となく自殺を演じる屈折した青年と、毎日新しいことをするという奇怪なおばあさんの恋愛劇。おおよそ釣り合いが取れていないが、青年のひねくれた心は自立心の欠如のような感じなのだが、そのような甘えた人間が…

お勧め笑い本5(抱腹絶倒編)

今回は今までの笑いの中では一番強烈な部類を厳選。とにかくインパクトが強くて、さらにツボにハマると息をするのが苦しくなるくらい笑い転げてしまう。ついつい人に紹介したくなってウズウズしてしまうに違いない。 ○言いまつがい/糸井重里編集(ほぼ日ブ…

いじめの圧倒的解決策   ぼくのエリ 200歳の少女

ぼくのエリ 200歳の少女/トーマス・アルフレッドソン監督 奇しくも最近はまたいじめ問題が話題になっている時期に、いじめ問題映画とも言える映画を観賞することになった。厳密にはバンパイヤおとぎ話なのだけれど、パンパイヤがどのようにして生き延びてい…

お勧め笑い本4

お勧め笑い本4 そう言えば小説でもいけるな、と思い追記。 ○吉里吉里人/井上ひさし著(新潮文庫) ユーモアたっぷりに語られる内容は教養小説そのものなのだが、やはりなんともヘンテコで、そうしてどうしてなかなか壮大だったりする。やっていることは日…

印が付けられている事

アイルランド系の名前には頭にマック(MacとかMc)と付くと、「○○の子」という意味があるらしい。ドナルドの子はマクドナルド、アーサーの子はマッカーサーという具合に。家系などを名前であらわすという考えともつながるものだろう。 また、同じくあちらで…

ブック・ダーツ

文房具好きだというI橋さんが自身のブログで紹介していて、気になったので購入。 基本的に本のしおりはなんだっていいので、目の前にあるものであれば何でも挟む。しおりの入っている本ならそのまま使うことが多いが、なければ本の帯だとか、同じくはさんで…

お勧め笑い本 3

さらに続く。 ○時刻表2万キロ/宮脇俊三著(角川文庫) ユーモアのある文章というのがあって、そういうものは何となく日本語の世界では失敗している人が多いように思うのだが、宮脇のそれは、自然体でなおかつ、そのバランスが絶妙という感じがする。好きな…

お勧め笑い本 2

実は番外というか、続き。三冊にしようとしてもれたものというか、意味合いを替えると実はこちらも真髄というか。 ○辞書はジョイスフル/柳瀬尚紀著(新潮文庫) 言葉ってこんなに深いものなのか、と思わずため息が出るに違いない。そしてすこぶる面白い。も…

お勧め笑い本

雑誌の考える人を読んでいたら「笑いの本マイ・ベスト3」という紹介があったので、真似してみることに。 本を読んでいて思わず声を出して笑ってしまうというのは、正直言ってあんまり無い気がする。ちょっとだけムフフと笑うというなんだかいやらしげなスタ…

あんまり来て欲しい訳ではないが

仕事柄仕方のないことなんだけど、営業の人が頻繁に来ることが続くと、本当に仕事に支障が出る。相手の方もお仕事なんだからむげに扱うことはやはり難しく、しかしだからと言ってぜんぶ付き合うのはやっぱり時間の無駄だ。多くの場合最初の段階で(つまり玄…

子供の頃に妙に感動した覚えが    ザ・ドライバー

ザ・ドライバー/ウォルター・ヒル監督 子供の時に観てえらく感動した覚えのある映画(もちろんテレビの洋画劇場)。なんで今回見返す気になったのかは、やはりどうしても思い出せない。どれくらい子供だったのかというと、この映画を見てからピックアップの…

お天道様には逆らえない

杏月ちゃんは自分が可愛いということを自覚していると思う。事実可愛いのだから自覚して当然だとは思うが、可愛いのにもかかわらず可愛い子ぶるのですさまじく可愛くなってしまって、いささか可愛らしさが過剰になり過ぎるきらいがある。僕は言うことを聞か…

最後においらはなんと言うだろう

子供たちも大きくなってきたんで、僕ら夫婦ももうしばらくしたら死ぬだけだな、というような会話が多くなる。世間的にはまだまだということも言われないではないが、少なくとも今まで生きてきた時間以下であることはほぼ確実で、元気に過ごせるという時間を…

ふざけて下品で、かつハートウォーミング    無ケーカクの命中男(ノックト・アップ)

無ケーカクの命中男(ノックト・アップ)/ジャド・アバトー監督 酔った勢いで事に及んで、そのまま妊娠してしまった後の騒動をそのまんま映画にしたような作品。いや、そのまんまだけど、一方的に失敗したのは明らかに女性の方である。酔っていたとはいえ朝…

地道に地下にもぐりますか

7月からのレバーなどの生食提供禁止騒動では、日本はナチスばりの強硬手段を取ったことによる普通の反応だったと冷静に感じるが、しかし日本国民と日本政府はそんな国であることは間違いが無いだけの話だから、静かに深くため息をつくしかないとは思っていた…

リサーチの大切さを学ぶ

先日のセミナーでデフレでも強い商品開発という(このテーマ自体がいろいろ問題が既にあるような気がするが、論旨がずれるので棚上げする)事を説明するために「AKB48」を題材に取り上げていた。言いたいことは既にそこでほぼ分かる気がしたが、しかしそのた…

傷跡の残りを追う僕ら

仙台空港に降り立ったすぐは、何となく拍子抜けするような感覚があった。傷一つないというか、実にきれいな空港である。滑走路だって何の変哲もなかった。普通に自然に降り立って何の問題があるのか、という佇まい。小さな飛行機だったので、歩いて到着口ま…