かわせみ側溝から

志は低空飛行 

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

猫の赤ちゃんみたいな猫

猫にバンビーノという種類がある。鹿の赤ちゃんをバンビというが、猫の赤ちゃんのような感じ、ということかもしれない。毛が無くて、生まれたてのままということであるともいえる。抱くとそのまま個体の体温が伝わりやすく、人気があるらしい。同じく交配で…

恋愛は同性愛だからこそせつない   渚のシンドバッド

渚のシンドバッド/橋口亮輔監督 浜崎あゆみが女優だった頃の作品として知られる作品だが、同性愛や嫌悪の対象となる人間の青春劇としても、なかなかよくできた名作といえる作品ではなかろうか。 ストーリー自体は単純で、クラスメイトで同じブラスバンド部…

やればできる人間になってはいけない理由

今は体罰問題なんかで喧しくなっているので少し想像しづらくなっているかもしれないが、僕らの子供の頃にはいわゆる熱血先生というのがそれなりに居た。熱血先生モノのテレビドラマもたくさんあって、学校でも家庭でも両方で熱血先生だらけだった。なかなか…

やり直しがきく都合のいい人生   アバウト・タイム

アバウト・タイム/リチャード・カーティス監督 副題に「~愛おしい時間について~」とある。恋愛ものがたりだが、実はSF作品でもあって、タイムトラベルものである。まあ、そういう仕掛けであるという説明のみで、SF的な映像世界はまったく無いのだけれど……

才能を褒めると人間がダメになる(かも)

子供が無邪気に遊んでいる姿を眺めているのは、何というか、素直に心が緩むような心地よさがあるものだ。ご近所にも保育園があって、寒空にもかかわらず元気に飛び跳ねて遊んでいる。歓声も上がって何かと思うことも無いではないが、本当にいつまでも良く遊…

色眼鏡のある僕が見ても面白い   博士と彼女のセオリー

博士と彼女のセオリー/ジェームズ・マーシュ監督 車椅子の物理学者として著名なスティーブン・ホーキンス博士の半生を描いた作品。本人は生きている中でこのような伝記映画が作られたというのが、ちょっとした驚きかもしれない。それというのも基本的には恋…

助かるよ、努力の人

地球で話されている言語の数は、カウントの仕方で違いがあるけれど、だいたい6000程度(5000~8000と諸説ある。理由はカウントの仕方で違いがある為で、例えば日本でも、一つと数える(またはアイヌと二つ)人と、沖縄地方の方言を細分化して数語あると数え…

どんよりと重く、しかし実に読ませる   湿地

湿地/アーナルデュル・インドリダソン著(創元推理文庫) エーレンデュル(男)、エリンボルク(女)、シグルデュル=オーリ(男)、ホルベルク(男)、コルブリン(女)。これらの名前の後にあえて性別を記したのは、僕自身が読みながら、どっちだったか混…

二択問題ですらないが…

今夏までには参議院選があるらしく、さらに衆参ダブル選挙になる可能性も出ている。選挙の話題は、あんまり気色の良いものばかりではないから比較的に遠慮していたが、これの争点というのも、マスコミ的には面白くないものが多い。いったい何を見ているのか…

歌がもっていった物語   くちびるに歌を

くちびるに歌を/三木孝浩監督 アンジェラ・アキの「手紙」という歌に着想を得た中田永一の小説を原作に映画化したとされる。アンジェラの歌は僕にも子供がいるので、ずいぶん前に頻繁に聞いた。学校関係者が好きな歌なのだろうと思っていたが、ひょっとする…

フラッグスタッフと第9の惑星

生きているうちにアメリカ大陸に行くことがあるのかどうか分からないが、気になる場所というのがある。それは他ならぬ、フラッグスタッフという町である。 人口は5万人あまり。標高が2100メートルあって、夏は涼しいが、冬にはスキー客でにぎわうくらい雪が…

親がしっかりしてないと子供は力強い  海街diary

海街diary/是枝裕和監督 原作は吉田秋生の漫画。さわりだけちょっとだけ読んだが、最初の方は結構原作通りという感じだった(だからといって後まで一緒なのかは分かりかねるが。また当然だが、すべての科白が一緒ではないし、坂道や旅館の名前などは違った…

石の上にも三年とはいうが…

列車の移動中に弁当を食べるのは旅の楽しみではあるが、そのようにして売られるご当地の駅弁をデパートの地下などでイベントとして売られるのも人気があるらしい。ご当地のさまざまな美味い弁当というのが一堂に会するということで、旅愁と食欲がそそられる…

自分のことがこんなに面白い   自分では気づかない、ココロの盲点・完全版

自分では気づかない、ココロの盲点・完全版/池谷裕二著(講談社ブルーバックス) 副題に「本当の自分を知る練習問題80」とある。これの元になったというか出発点となる著書は、朝日出版から出ている。ただし問題は30問。だから完全版であるこの本は50問増や…

割引の得が、時々嫌いだ

出張の時など晩飯の問題が時々ある。研修など、一人でないときが結構あるが、知らない街の店選びというのは、なんとなく面倒だ。 近年劇的に変わったのは、やはりなんといってもネット情報だ。もうこれは当たり前になっていて、むしろ調べないで店を探す人の…

無意味な死の報復   シャトーブリアンからの手紙

シャトーブリアンからの手紙/フォルカー・シュレンドルフ監督 ナチス占領下のフランスの史実を描いた映画。監督の名前がドイツ人っぽいな、と思っていたら、あの「ブリキの太鼓」の監督さんらしい。鰻を食べるのに抵抗を持つようになる名画(そういう映画で…

無人駐車場が不便であり続ける訳

月極駐車場というがあちこちにある。そのために「月極」という大金持ちというか、もの凄い不動産を持った人物がいるのではないかと思っていた、という話がある。まあ、小ネタ話なんだが、30年くらい前から聞いた覚えがあるので、定番のジョークと考えていい…

病気の人は病院へどうぞ   ブルー・ジャスミン

ブルー・ジャスミン/ウディ・アレン監督 詐欺まがいの投資で金を集めて成功している富豪夫婦だったが、結局夫は警察に捕まり自殺する。主人公の妻はヤンキーで労働者階級の今は離婚して彼氏のいる妹の家に居候する。富豪生活から転落して働かざるを得ず、資…

大船の鰺寿司

かっちゃんのお父さんが好きだというので、大船で鰺寿司を買った。駅とかあちこちで売っているらしいが、確か大船に工場があるはずだという。それなら行こうということになった。 大船は松竹の撮影所があったところで、多くの映画がここで撮られたはずである…

鎌倉通って送ってもらった

二十代の中盤に一度行ったことがあるはずである。しかしほとんど記憶が無い。確か集まりには遅れていって(たぶん電車か何かに乗り遅れたのだ)、大変に恐縮して酒をたくさん飲んだのではなかったか。そうして二度目の鎌倉である。映画でよく見るまちなので…

早期の復旧が仇になることも

阪神淡路大震災の時の検証番組で見たのだが、震災後電気が復旧してから、火事の火があがる現象が起こったことが分かっている。通電火災といわれるもので、地震で建物が壊れるということだけでなく、さまざまなものが倒れたり壊れたりしている。電気の復旧は…

伊勢原VS大村

かっちゃんちで目覚めた後、ブログをUPしたりなぞなぞUPしたりして時間つぶして、まあ、せっかくだからご近所探索でもしようかという気分になった。なんでも町内清掃か何かの日だったらしく、多くの人々が通りの掃除したり草取りしたりしている。最初は表通…

神奈川ビール工場

バスに乗って向かった先というのは、実はアサヒビール工場。新松田の駅から360円。田舎道を酒匂川沿いに走って、橋を渡って反対側の斜面を少し登って広いところに出たら、ビール工場だったという感じ。 九州には日田のサッポロだとか、博多のアサヒには行っ…

まつだ桜まつり、らしかった

週末に出張だったので、足を延ばして朋友かっちゃんちに遊びに行った。せっかくだから小山からもU田くんも参加した。土曜の昼前には伊勢原に着いて、それじゃちょっと遊びに行くか、ということになる。 また小田急に乗って新松田という駅を降りると、ちょっ…

絵の値段をちょっとだけ考える

モノの値段というのは、時々なんだかとても不思議に思える。その代表的なものに絵画の値段というのがある。知らないんだから不思議も何もないが、絵には歴然と値段がある。いや、あるように見える。あるんだがあるように見えるという感覚が、そもそも不思議…

呪いの連鎖の訳   最後の命

最後の命/松本准平監督 原作は中村文則の小説。少年時代に強姦を目撃したことがトラウマになった二人の人間を中心とするドラマ。そういう設定はミステック・リバーみたいだけれど、こういう性嗜好というのは、あんがいそういうものなのかもしれない。もっと…

新鮮さの差ではないらしい

テレビ見てたら、生食用の牡蠣と加熱用の牡蠣の違いを説明していた。違いは水質の差で、要するに沿岸の栄養豊富な水域で養殖された牡蠣は加熱用に、比較的沖合の栄養価の少ない水域で養殖されたり、一定の除菌というか事実上の絶食状態にする水槽に何日か移…

赤い河のそばは彼らの土地   赤い河

赤い河/ハワード・ホークス監督 BS放送を録画していた。ずいぶん前にこの作品が大傑作であるとした文章を読んだ覚えがあって、確か廉価版を購入したこともあったように思う。しかしそのまま行方が分からなくなって、つくづく縁のない作品だと諦めかけていた…

地球って、あんがい資源があるんだな

原油安の問題というのがある。基本的に日本に住む日本人の立場からすると、原油安自体の恩恵の方が圧倒的に大きいので歓迎すべきはずだが、国際的なトピックとしては、必ずしもそうではないという考え方である。 米国は石油の最大の消費国であるから、シェー…

詐欺だけど人助け   夢を売る男

夢を売る男/百田尚樹著(幻冬舎文庫) 自分の本を出版して売りたいという欲求にあわせて、自費出版に毛が生えたような手法で著者に金を出させ急成長する企業、主にその出版社で働く敏腕部長の活躍を描いた作品。まず、文学賞などを設けて原稿を集め、落選し…