かわせみ側溝から

志は低空飛行 

2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

フェイクより自分の立ち位置

トランプさんのおかげでまた脚光を浴びているが、世の中にはフェイク・ニュースというのがあって、実際に影響があるように思われるようになった。胡散臭い噂話の類というのは以前からあったし、いわゆる週刊誌のゴシップ記事なんてものは、大手のものであっ…

褒めて伸ばそうの話   映画ビリギャル

映画ビリギャル/土井裕泰監督 わざわざ映画と銘打ってあるのは、原作がある為らしい。原作は小説ではない。要するに実話をもとにしているらしいが、その舞台となっている塾のことなら、何かのテレビ番組で見た覚えがある。いわゆる褒めて伸ばす教育の実践を…

買ったけど(持っているけど)使われてないもの

買ったけど使われていないものの代表として、よくジューサーミキサーがあがる。これは、使うのがあんがい面倒だからだと思う。まず何をミキサーにかけるのかという問題があって、ジュースなどにする素材そのものを買うのが面倒だ。また、こういうのが習慣づ…

なんか無茶だが、そんなもんだろ   キッズ・リターン 再会の時

キッズ・リターン 再会の時/清水浩監督 北野武の同名作品の続編ということらしい。その前作はもちろん観たことがあって、なかなか良かった。北野作品として一番いいと評するファンも多い作品だ。おそらくその所為もあって、北野監督作品でないこの続編は非…

本当は僕だってうんざりしてたけど

僕は学生時代中国の泉州というところに留学していた。最初の年にいきなり天安門事件があって引き返して来たが(北京はずいぶん遠いので、危ないということは無かったけれど)、またしばらくして舞い戻って、合計が2年半くらいは居た。向こうの学校の卒業式が…

悪いやつが悪いから爽快   アジョン

アジョン/イ・ジョンボム監督 貧困層住宅の片隅で質屋をやっているいかにも影のありそうな青年のところに、万引き常習の少女がよく遊びに来ている。少女は寂しさもあって青年をアジョン(おじさん)といって慕っているようだが、青年もなんとなく少女に好感…

葬式は呼ばれて行くわけではない

通夜や葬式によく行くようになった。世の中の人がたくさん死ぬようになったということではなさそうで、要するに知り合いは増えて、関連する人の死も増えたということか。もちろん先輩の人が圧倒的に多いが、以前は知人の親など世代を超えた先輩だったものが…

人間はちっぽけだが、精神の強さが生死を分ける   レヴェナント

レヴェナント/アレハントロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督 副題に「蘇りし者」。時代は北米西部開拓時代のもののようだ。インディアンたちの本拠地で白人たちが毛皮を獲っている。そういう中で現地人に襲われ、多くの犠牲者を出しながら、川下りルートを断…

ロボットに奪われる未来

最近は単純な労働であれば、その仕事は機械(ロボットなど)に奪われるようになるということが話題になったりする。今人間がやっているほとんどは、たとえサービス業の仕事であっても、機械による代替が将来的に可能になるだろうという話だ。それは大変にい…

あんがい実用的な理解の書ではないか   うつヌケ

うつヌケ/田中圭一著(角川書店) 漫画。実際はキンドルで読む。副題は「うつトンネルを抜けた人たち」。著者自身がうつ病歴があり、そのうつ病のトンネルからどう抜け出してきたのか、ということと、同じくうつ病に苦しんだ経験のある人たちのエピソードを…

通夜の審議事項

いくら田舎とはいえ、空家はある。いや、都会ならすぐに売れるので、田舎の方が深刻という話も聞く。ぽつぽつ売り家と表示される家ならまだ、古いまでもなんとなく売れるかもしれないという雰囲気はかもしだしているけれど、少なくとも長らく人が住んでいな…

何処の家にでもやって来るかも   ババドック

ババドック/ジェニファー・ケント監督 副題「暗闇の魔物」。豪州映画。育児に手を焼きながら奮闘するシングル・マザーが、子供に読んで聞かせる不気味な絵本をきっかけにして怪現象に追い込まれていく。 どうも7年前に事故があったらしく夫を亡くしている…

断捨離は、憧れます

中崎タツヤという漫画家がいる。彼のモノに執着しない生き方は、本当に人間として行き過ぎて素晴らしい訳だが(ぜひ、読んでみて下さい)、でも極端すぎて一般の人間が安易に到達できるものでは無い。彼のような人間になれたらどんなにいいだろう。 日ごろ生…

ある意味奇跡的な作品   ギャラクシー街道

ギャラクシー街道/三谷幸喜監督 宇宙の飛行船の航路なのだろうか。まあ地球と貿易している星との間の休憩所にハンバーガショップがあって、そこ限定で繰り広げられるドラマである。見始めてすぐに、はて、なんでこれを観ようと思ったのか、という動機を激し…

身体的に受け付けにくい?

最近は、フィジカルは無いまま曲がヒットする、などという。もちろん意味は知っている。というか、文脈から分かりはする。近年のネット環境から、ダウンロードなどで音楽を楽しむことの方が中心になり、いわゆる物理的なCDの売り上げを重視しない流れを受…

女子大生に囲まれながら羨ましくない人(しかも独身)   黄色い水着の謎

黄色い水着の謎/奥泉光著(文春文庫) 副題「桑潟浩一准教授のスタイリッシュな生活2」とある。続編ということではあるが、特に前作とお話そのものが続いている訳では無く、この本も短編というか中編というのか、2作品が収められている。ユーモア・ミステ…

別れた後のしばらくは…

男女というのはついたり離れたりする。そういう組み合わせがある、ということもいえるし、そういう時期のようなものがあるようにも見える。もちろん、まったくそうでない組み合わせもあるんだろうが。 ところで知人が大恋愛になったといって喜んでいたら、や…

唐突な演出ながら正当な日本の映画史   映画女優

映画女優/市川箟監督 日本映画創世期に活躍した田中絹代の半生を描いた作品。最初の頃は女優という職を得たことで、親戚を含めた家族を養うという当時の構図を描いたコメディのような展開だったが、恐らく溝口健二監督との出会いなどで女優魂に火が着いて、…

バッハ家の女性作曲家

アンナ・マクダネーラという名前でピンとくる人は、それなりにクラッシック音楽に素養のある人だろう。彼女は一般的にミセス・バッハとして有名で、いわゆる大バッハの二番目の妻であった。 ところでバッハ家からは多くの音楽家が出ており、遺伝研究では、あ…

一人では寂しかったのかも   スティーブ・ジョブズ

スティーブ・ジョブズ/ダニー・ボイル監督 終始自分の都合ばかり並べる口論ばかりの展開。一応筋はあるが、普通にジョブズのことを知っている人は、まあ、そんなもんかな、という歴史はなぞってはある。面白い映画ではないが、恐らく演技合戦として楽しむ映…

失望したけど旨いおでん

両親が所帯を持ったのは東京の蒲田だったらしい。姉と兄はそこで生まれた。父の友人が故郷で一緒に事業をやろうということで父を呼んだ。それでこっちに帰って来た後、僕は生まれた。要するに僕から下のきょうだいは東京のことはあんまり知らない。 母は出生…

後世に残るべき立派な映画   ゼイラム

ゼイラム/雨宮慶太監督 91年に発表された低予算SF映画。どうもカルト的に人気があるらしく観てみた。 宇宙監獄から脱走したゼイラムという凶悪犯を賞金稼ぎの女ハンターが追ってきて、ちょうど居合わせた2人の地球人の男も交えて格闘する物語。筋は単純だけ…

人によって越えて良かったり悪かったりするのは

国境の壁を強化すると言っているのは、何もトランプさんだけではない。国と国に堺があるところは多かれ少なかれ国境はある。日本のような島国の方が少ないから、隣国から勝手に国境を渡ってこられる国によっては、何かと不都合のある地域は結構あろう。多く…

語られないもう一つの選択   オデッセイ

オデッセイ/リドリー・スコット監督 火星探査中に大きな嵐に巻き込まれ、事故で一人は死んだと思われ、そのままクルーは火星脱出し地球に帰還することになった。ところが死んだと思われた男は生き残っていて、火星でサバイバルするというお話。何しろ火星は…

バチッと来ないで欲しい

昼食後食器を洗うのだが、その時流しのシンクでビリッとくることが多い。椅子から立ち上がるときに静電気が体に帯電するらしい。びっくりするし痛いし、そのようなリアクションをしてしまう自分自身の姿が恥ずかしくも腹立たしい。その上、静電気に怒りを覚…

音痴は誰かを救うかもしれない   偉大なるマルグリット

偉大なるマルグリット/グザヴィエ・ジャノリ監督 1920年代、フランス郊外の豪華な邸宅においてチャリティコンサートが催されていた。主催するのは戦災孤児救済のためのサロン。そしてこの会の大きなパトロンであり主催者の一人が主人公のマルグリット婦…

お笑いは、しばらく続くよトランプさん

連日のトランプさん。良かれ悪しかれ、マスコミ受けする人であることは間違いない。これだけ注目が集まるような立場になっている人というのは、おそらく世界で一番になっているだろうと思われるが、やっぱり注目されるというのは、(性格もあるだろうが)快…

一時預かりだが、問題の根は深い ショート・ターム

ショート・ターム/ダスティン・ダニエル・クレットン監督 日本語でいうと青少年の一時預かり施設での出来事を綴った作品。親の問題か子の非行などの問題で、短期間更生か何かを目的に子の方を預かる施設があるようだ。麻薬や心の傷や家庭環境などに問題があ…