2025-06-01から1ヶ月間の記事一覧
毒親<ドクチン>/キム・スイン監督 ☆ 優等生の女子高生が、学校に行かずキャンプ場で知らない仲間たちと共に集団自殺を遂げるという、凄惨な事件が起こる。自殺集団の中で一人だけは生き残って逃亡している。母親は娘の自殺を認めることができず、警察には…
センセイの鞄/久世光彦監督 ☆☆☆☆ 原作は川上弘美の小説。居酒屋で隣り合わせた老人が、高校生の頃の国語教師で、相手は自分の名前からその当時の容姿まで覚えていたにもかかわらず、名前を失念しており「センセイ」とカタカナの感じで呼んだことから、ずっ…
ロブスター/ヨルゴス・ランティモス監督 ☆ 独身者は組織的に捉えられ、ホテルに軟禁され、一定の期間内にパートナーを見つけられないと動物に変えられてしまう。ある男は「ロブスター」を選ぶ。それが映画の題名なわけだ。何故そんな世界があるのかは不明だ…
世間ではコメの値段の高騰と高止まりを代表とするインフレ議論が強い。モノの値段が上がっている実感は確かにあって、なんだか何を買っても、値段の圧力を感じさせられるようになった。デフレはいけない、と声高に騒ぎ立てていた人々にとっては、今がいい時…
夜明けのすべて/三宅唱監督 ☆ メンヘラ系男女の友情物語風のもの。パニック障害とか何かがあって、人間関係に支障をきたすことがある人が、お互いたまたま同じ職場になって、ちょっとしたきっかけで仲良くなる。それぞれは少し違った感じのメンヘラなわけだ…
トランプ関税の話は支離滅裂で、何をもって何を言っているのかさえ不明なものが多いのだが、コメの関税問題も同じようなものだとするのは、少し考えもの、という気もしないではない。いや、そもそも700%以上の関税がなされていたとされる時期もあったようだ…
ぼくは勉強ができない/山田詠美著(新潮文庫) ☆☆☆☆ 高校生の秀美は、なんというか、それなりに自由な環境と境遇にあって、独特だけれど正当な考え方や価値観を持つに至っている。片親であるが、やはり自由な恋愛を謳歌しているように見える母親と、女の尻…
アステロイド・シティ/ウェス・アンダーソン監督 ☆ 隕石が落ちてできたクレーターが、一応の観光名所になっている砂漠の中の小さな町が舞台。妻を亡くし4人の子供を妻方の父(義父)に預けようとして移動中に、車が故障して足止めを食う家族が先ずいる。ま…
洋楽シーカーズ・ロスが続いている。FMでロックをかける番組を探しているのだが、今はロックを中心に聴く人はほとんどいないのだろう、適当と思われるものがほとんど無い。ピータ・バラカンのやっている独自のものがあるが、これはちょっと趣味的過ぎるとい…
ポトスライムの舟/津村記久子著(講談社文庫) ☆☆☆☆ 中編が二本。表題作が芥川賞受賞作。契約社員として工場で働くかたわら、友人のカフェの手伝い、パソコン教室の講師、データ入力の内職など、働きづくめである。家は実家の一軒家があって、相当ガタが来…
改めてトランプとアメリカ政府が何をしようとしているのか解説している番組を見たのだが、アメリカ側で政策提言をしている人物や、トランプ大統領自身と仲の良いジャーナリストの話があった。ざっくり彼らの態度を見ると、やはりぞんざいなもので自分らを理…
星くずの片隅で/ラム・サム監督 ☆ コロナ禍の香港が舞台。個人で清掃消毒店を営む若い男のところに、シングルマザーの女が働きに来る。まじめに仕事をしている風だったが、ある日清掃している部屋にあった子供用のマスクを盗んだために、その仕事は切られて…
失われたものを抱えて生きる カフェ・ソサエティ/ウディ・アレン監督 ☆☆☆ 芸能界での実力者である叔父を頼ってハリウッドにやって来た若者がいる。華々しい世界で、何か自分の仕事ができないかと考えたのだ。叔父は超絶忙しいハリウッドのやり手て、ともか…
宇宙人は確率的に考えるなら必ずいる筈なのだが、私たちが会うことは極めて困難だという話は、過去にも書いたことがある。宇宙にはいくらでも銀河があって、その中の恒星を回っている地球のような惑星が、それこそごまんと存在する。同じような環境にあって…
久しぶりに会う友人と何故か仕事の話になり、そばにはさらに既に退職している大先輩もいて、今の時代はすぐにパワハラとかになってしまって、やりにくくなったものだ、という話題になった。ところがこの友人が言うには、自分は日ごろから部下を叱るという事…