かわせみ側溝から

志は低空飛行 

2024-07-01から1ヶ月間の記事一覧

宝くじが当たった不幸   トゥ・レスリー

トゥ・レスリー/マイケル・モリス監督 宝くじを当てて調子に乗ったレスリーは、その賞金(19万ドル。3000万円弱=当時の為替としてはもう少し低いかもしれないが)を数年で飲んで使い切ってしまう。シングルマザーだったのだが、息子は事実上放置してしまっ…

日本はもう、何も学ぼうとしていない、としたら

オリンピック自体がどうなっているのは僕には分からないのだが、これを書いているオリンピック開催前の状況で、日本の男子バレーが復活してメダルの可能性があることが報じられていた。栄光の時代から転落したまま半世紀の間、日本の男子バレーは国際的に低…

日本はもう、何も学ぼうとしていない、としたら

オリンピック自体がどうなっているのは僕には分からないのだが、これを書いているオリンピック開催前の状況で、日本の男子バレーが復活してメダルの可能性があることが報じられていた。栄光の時代から転落したまま半世紀の間、日本の男子バレーは国際的に低…

農耕民とは誰の事か

日本人のルーツとして農耕があって、皆が共同体として生きる日本独自の社会が形成されているのは、農耕民族日本人がある、という話は死ぬほど聞かされてきた日本人文化論である。多くの人にとっては、これが信仰にまでなっていると感じる。いわゆる揺るがな…

レクター博士はやはりすごい   レッド・ドラゴン

レッド・ドラゴン/ブレット・ラトナー監督 「羊たちの沈黙」の前に書かれた原作小説の映画化である。しかも二度目。羊たちの大ヒットによって、前日譚として作品化されたように見える。基本構造は羊たちと同じように、捕まったレクター博士に連続殺人犯につ…

埼玉散歩・さいたま新都心など(その5)

さて、鉄道博物館も一通り見てしまい、また飛行機の時間まではちょっとあるな、という感じである。予定時間は購入の条件の関係で変えられないらしいので、まだ観光しなくてはならない。でもまあ雨だし近場かな。 いったん大宮まで戻ってみて、一度外に出てみ…

憧れの上流階級社会へのとまどい   ソルトバーン

ソルトバーン/エメラルド・フェネル監督 オックスフォードの新入生のオリバーは、何か要領が悪いというか、田舎者のせいか、最初はろくに友達もできない。いちおう友だちっぽい顔して、数学のネクラ野郎に付きまとわれる始末だ。しかしながらちょっとしたき…

埼玉散歩・鉄道博物館(その4)

ホテルに戻って少しうだうだした時間を過ごして、このホテルにも何やら美術館があったらしいのだが、改装中で休館だという。なんとなく残念である。雨なので屋内の施設の方がいいと思う。そこで思いついたのが鉄道博物館だった。浦和からすぐお隣の、大宮に…

とにかくカッコいい北の男   コンフィデンシャル:共助

コンフィデンシャル:共助/キム・ソンフン監督 北朝鮮の高官が政府を裏切り、南に亡命し北の最高技術で作られた偽札の合板を持ち出した。その裏切りの際に妻を殺され一時は仲間として北の政府から拷問を受けていた特殊部隊の男が、復讐と合板を取り返すため…

埼玉・浦和散歩(その3)

総会終えて、懇親会。会場は居酒屋でワイワイやる。ほんとにコロナ明けで知った人も知らない人もごちゃごちゃと飲むしあわせをかみしめる。素晴らしいですね。結局居酒屋二軒はしごする。店員さんは外国人が多く、一人一品以上注文してください、と注意され…

元々いきなり世界性がある作家   もういちど村上春樹にご用心

もういちど村上春樹にご用心/内田樹著(文春文庫) 村上春樹に関する論考集。村上春樹が素晴らしいという思いを、さまざまな角度で論じられている。元は著者のブログで書いたものを下敷きにしているようだ。著者の内田先生は、村上春樹が日本の主論壇で正当…

埼玉散歩・浦和(その2)

埼玉県庁の周りを歩いたところで、実のところ観光という感じでは無いので、そういえば今日泊まるホテルを確認しておこうと思った。で、その方角を見てみると、ひときわ高いビルが見えてきた。なんだあれがそうか、と思うとなんだかもう目的は果たした気分に…

北と南の複雑な関係   モガディシュ 脱出までの14日間

モガディシュ 脱出までの14日間/リュ・スンワン監督 舞台は90年のアフリカ・ソマリア。韓国と北朝鮮は国連加盟のため激しいロビー活動を展開していて、アフリカ諸国に働きかけをしていたという事らしい。そういう訳でソマリアのモガディシュという街に大使…

埼玉散歩・浦和(その1)

今回は埼玉・浦和である。お仲間として親しくさせてもらっている協議会の総会に呼ばれたのである。3日前にうちの総会のような会にお呼びしてたので、お互い様なのである。この協議会の中心的な役割をしているところが埼玉なので、毎年総会は埼玉ということに…

洗脳から逃れて自由に生きる   「集団主義」という錯覚

「集団主義」という錯覚/高野陽太郎著(新曜社) 副題「日本人論の思い違いとその由来」。日本人が集団主義的だというのは、いわば常識化している言説である。僕はそうではないと知っていながら(これまでもその説は怪しいというのは聞き及んでいたので、完…

最終日、乗り換え間違えたり(その4)

僕はアプリで水道橋駅で事前に検索していたのだが、聞くところによると後楽園の方が厚労省に行くには都合がいいらしい。丸の内線で一本。ドーム球場の反対側に歩いていくと駅ビルがそびえていて、いろいろ路線があるようだ(というか丸の内と南北線が交差し…

ほぼトラ、になった世の中

ちょっと前までは「もしトラ」と言って揶揄していたわけだが、銃撃事件が起こり「ほぼトラ」「確トラ」という言葉まで飛び出してきた。ふつうにみて、確かにトランプで決まりそうだと誰でも思っていることだろう。「トランプを大統領にするために、神が彼を…

乾杯の前と宴会(その3)

本日参加組もそれなりにいるし、各自ホテルを取ってもらった関係もあり、いったん散会する。まだまだ外は雨で、いくらか雨脚は弱まっている感はあるものの、歩きにくい。懇親会場は遠く、まだ時間もある。待てないという声もあって、懇親会場の居酒屋の入っ…

二日目はほとんど缶詰だった(その2)

ホテルの朝食は冷凍食品を部屋のレンジで温めて食べるもので、ごはんも小さい弁当箱のような炊飯器で炊く。水分量を間違えたのか、なんとなくごっちんだった。それにやはり冷凍食品の所為なのだろうか、焼き鮭は何とかなったが、豚汁は今一つの味である。時…

水道橋近辺を行く(その1)

久しぶりに出張で上京した。今回は事情があって水道橋に会議室を借りた。事情と言っても単純で、都合の広さの会議室が安くで予約できたためである。会議は午前からの予定だったので、準備もかねて前泊した。会議の場所は水道橋から本郷三丁目駅方面へ少し上…

梅の不作

ニュースをみていると、梅の産地である和歌山では、記録的な不作なのだという。今年の冬は暖冬で、花が早く咲いて、雌しべが短くなるなどして受粉がうまく行かなかった。さらに春先に雹の降る被害もあり、未熟な実が落ちただけでなく、傷もついた。数も少な…

先のことで目の前が曇る

平日であれば軽く食事してから3、40分外に出て散歩する。そうして夕方家に帰る前にまた3、40分歩く。雨が降ればやめるが、小雨程度なら歩くかもしれない。夕方は用事のある時は歩けない。昼は、夏場は馬鹿らしくて諦める。以前は朝にも歩いていたが、朝歩く…

だんだんとしあわせの道を行く   日曜の夜ぐらいは……

日曜の夜ぐらいは……/新庄毅彦・朝比奈陽子・高橋由妃・中村圭良監督 皆生活に不満があるというか、なんとなく恵まれない境遇にあえいでいる状態にある3人の女性を中心にお話が進む。三人は、あるラジオ番組が企画した聴視者を集めた旅行に参加することによ…

日本からの外来種が海外で暴れている

英国では日本からの外来種であるタデ科の植物イタドリが、猛威を振るっているという。あちらではジャパニーズ・ノットウィード(日本タデ)と呼ばれている。江戸時代にシーボルトが持ち帰って、英国に投機目的で送ったという記録があるという。最初は観賞用…

思いは届けなければ   エゴイスト

エゴイスト/松永大司監督 東京のファッション誌で働く浩輔は、ジムでパーソナル・トレーナーの龍太と知り合い、二人は惹かれあっていく。浩輔は田舎ではゲイであることを隠し通しているが、母を亡くし、老いた父が田舎で暮らしている(時々顔を見せてはいる…

無茶なりの結果で前提をいじらない

僕はふだん民放は観ないのだが、健康診断で缶詰になっていたので仕方なく画像を見ていたら、都知事選の話題ばかりでびっくりした。よその国の事なんでまったく興味もくそもない分野だが、この国はいったいどうしたのだろうか。出来レースという訳ではないの…

秘密は先に明かしておきましょう   君への誓い

君への誓い/マイケル・スーシー監督 実話をもとにしている作品。ある若い夫婦が追突事故に遭い、妻の方が記憶喪失になる。それも結婚前までの近年の記憶が、すっぽり抜け落ちてしまう。つまり結婚前彼女の家族とともに暮らしていたことと、結婚前に付き合っ…

進化にとりつかれた人々の営み   進化のからくり

進化のからくり/千葉聡著(講談社ブルーバックス) 副題「現代のダーウィン達の物語」。その副題の通りの内容なのだが、ダーウィンの進化論に魅せられて生物のことが好きなったというよりも、さまざまな生物の不思議を確かめていくにつれて、その基本的な考…

木こりには友だちは……   怪物の木こり

怪物の木こり/三池崇史監督 オープニングで、過去に誘拐された子供たちを使ったサイコパスの実験が行われた事件での、警察の踏み込み場面が流れる。そうして時は流れ、ふつうに暮らしているとはいえ(それぞれに問題は起こしている様子ではあるが)、実はサ…

筋トレは続けられるか

母がテレビを見ていて、「マッチョってなあに?」と聞いてきた。「まあ、筋肉隆々の男なんかじゃないの」というと「気持ち悪い」だって。確かに行き過ぎたものはそんな感じもするが、あれだけの筋肉になるには、大変な努力が必要だろう。休めば衰えるだろう…