2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧
過去をあまり顧みないはずの僕だが、はて、今年はどんな年だったか考えない訳ではない。世間的にどんなだったかはよく分からないが、それに沿って考えないことも無い。実際には多くの報道などにゆだねてしまえばいいことだが、個人の思うことを自分なりに振…
あなたへ/降旗康夫監督 高倉健、田中裕子主演。大滝秀治と高倉は、ともにこれが遺作となった。亡くなった妻の葬儀を終えると、妻が生前にNPOに託してあったという手紙を受け取る。そこでその手紙によると、故郷に散骨してほしいとの由である。それで夫は…
もうだいぶ前なんだが、宮崎駿さんがまたアニメを作っているらしいよ、というドキュメンタリーがあった。体力的に劇場用映画をまた作るなんてことは、もう無理だということで引退したらしいことは知っているけど、こういう人に引退があるのかというのはそも…
ぼくは明日、昨日のきみとデートする/三木孝浩監督 美大生のタカトシ君は、通学電車の中で見た女性に一目ぼれしてしまう。それまではおそらく奥手だった彼だが、電車から降りた彼女に声を掛けてみると決心する。何しろ、次には二度と出会えないかもしれない…
ビハインド・ザ・コーヴ/八木景子監督 伝統的イルカ漁や捕鯨を批判するためだけのダメ映画「ザ・コーヴ」が、潤沢な資金と人種差別を背景にアカデミー賞まで受賞するという、偏見に満ちた蛮行が実際に起こった。僕は映画を観たが、欧米人(日本人も含めてだ…
君よ憤怒の川を渉れ/佐藤純弥監督 高倉健主演。原作は西村寿行の小説。1976年作品。この作品は中国でも8億人が見たというヒット作となり、出演した高倉健や中野良子は、あちらでも大変に人気を博したとされる。 突然強盗と暴行容疑、および別の盗難容疑まで…
さて年末になると一年を振り返ってみたりするが、それがあまりにも詳細だと自分でもめんどくさい。ちょっとブログ的な面だけを考えてみると、やはりそれでも反省すべき点が多々ある。それというのも実はこれを書いているのは12月のはじめ(2日)で、それで誰…
かくかくしかじか/東村アキコ著(集英社) 全5巻。漫画。絵の先生の思い出を通した自伝的な話。ギャグも多いが基本的にマンガ道ものジャンルだと思う。強烈な個性の人々(もちろん著者含めて)が繰り広げる壮絶なシュール世界かもしれない。いや、実際の話…
ハッブルの法則などで知られるエドウィン・ハッブルは、「20世紀最大の天文学者」と言われている。遠い宇宙ほど早い速度で移動していることを突き止め(いわゆる膨張)、銀河以外の外側世界にも他の銀河や宇宙の広がりのあることを証明した。そのことにより…
聲の形/大今良時著(講談社) 全7巻。漫画。前にも書いたと思うが、地元の弁論大会の休憩時間に、この原作をもとにした短時間ドラマの放映があった。僕はそれで初めて見たのだが、ひどく感情を揺さぶられる思いがした。たぶんそれがきっかけで買っておいた…
「上から目線」という非難する言葉があるが、まあ、偉そうな物言い、という程度に理解していると、多少違うようなところがあるようにも思う。一般の人たちが使う上から目線というのは、単に感じ悪いというのも含め、さらに自分が嫌われる恐怖も含んだ広い意…
占星術殺人事件/島田荘司著(講談社文庫) 本格ミステリ作品として名高い作品。ずいぶん前に購入だけして放置していた。 40年前の二二六事件の当日、画家の梅沢平吉が密室で殺されているのが発見される。その後長女が物盗りと思われる形で殺される。さら…
先日テレビを見てたら、若い人が寝坊して遅刻してた。それでひどく怒られるわけだが、さらにその後も繰り返しその精神性を怒られていた。まあ、仕方ないがお気の毒でもあるような気がした。本人はそうでもなかったかもしれないが。 以前に外国人が多く出演す…
凄すぎてついていけない マン・オブ・スティール/ザック・スナイダー監督 いわゆるスーパーマン作品。比較的リアルにクリプトン星からスーパーマンたちが移住してくる理由を描いている。クリプトン星では星からのエネルギーを摂り尽くし、滅亡の危機を迎え…
松田聖子に「ハートをROCK」という歌がある。歌詞は松本隆、曲は甲斐よしひろである。曲調はシュープリームスの名曲「恋は焦らず」に似ていて、聖子ちゃんが歌っていた同じころには、ジェネシスのドラムだった毛の薄いフィル・コリンズがリメイクしてヒ…
イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密/モーテン・ティルダム監督 第二次大戦期、当時解読が不可能と言われていたドイツ暗号機「エニグマ」の解読をしたことでその名を知られるアラン・チューリングの伝記映画。解読するにあたって、いわゆる…
テレビで80年代のコマーシャルのことをやっていた。川崎徹の一連の商品連呼CM。仲畑貴志の実感共感CM、ときて、やはり最後は糸井重里だった。 僕にとっての糸井さんといえば、もちろんコピーライターというのは知っていたが、NHKのYOUという番組で…
アイアムアヒーロー/花沢健吾著(小学館) 現在21巻まで続いている作品。ただし、僕が読んだのは20巻まで。映画化もされているし、なんとなく興味が出て買ってしまったらしい。レンタル落ちなので安かったし。でもまあ、相変わらず漫画というのは展開が遅い…
よく挨拶などで、「100と言わず120%、200%の力を出して頑張ります」などというようなことを言う人がいる。気持ちや意味が分からない訳ではないのだが、数学を理解していない人と誤解を受けるのではないかと心配である。 言うまでも無く100%は1と同じ。完…
変身/佐野智樹監督 最初に断わっておくと、特に見る必要のない愚作だと思う。前評判が凄く悪かったので、あまのじゃくな僕は観てみようと思った訳だが、まったく馬鹿げた考えだった。まあ、ひどい作品というのは、機嫌の悪くなるほど頭に来ることもあるんだ…
子供の頃にテレビでやっていたお笑いは、圧倒的にコントが多かったように思う。それというのもドリフターズとか欽ちゃんの番組が多かったからであろう。漫才や落語は正月などには見たが、そのようなスペシャルでない日常には、コントを見るというのが一般的…
ビッグ・アイズ/ティム・バートン監督 主人公の女性は画家である。少女チックというか、やたらに目の大きな人物画を得意としており、それが感情を表す手法であるとして技巧を変えない。娘を連れて再婚するが、ひょんなことから再婚相手の男が、自分がその絵…
辛いものが特に苦手という意識は無いが、しかし辛すぎるのを好むわけではない。カレーは甘いより辛いの方がいいけれど、「激」とか言われると、困る。マイルドな辛さというのは言語矛盾を感じるが、ちょっと辛い、とか、たいして辛くないよりは、少しくらい…
ザ・タワー 超高層ビル大火災/キム・ジフン監督 題名通りそのまんまの作品。一応群像劇になっているが、それぞれの話に深みがあるわけではない。ひねりもほとんどない。後に死んだりする人もだいたいわかる。そういう意味では驚くべき演出と言えるかもしれ…
営業の人がやって来て名刺交換をする。僕の名刺を差し出すと「お名刺、頂戴いたします」と宣言してうやうやしく受け取る人がいる。以前から、なんとなく妙な言葉遣いだな、とは思っていたわけだが、まあ、そのように上司の人に指導されたのかもしれないし、…
八月の狂騒曲(ラプソディ)/黒澤明監督 黒澤監督作品中でも特に評判の悪い作品。はっきりと愚作とくさす人も多く、そういう意味でも貴重な作品かもしれない。 被爆者の祖母の家に孫が四人遊びに行く。世代間ギャップもあって、子供たちは必ずしもお婆ちゃ…
購読している新聞は、毎日新聞。子供の頃から読んでいる。つまりウチで取っていた新聞を、慣性の法則でいまだに浮気せず読んでいるだけのことである。いや、厳密にいうと学生時代や一人暮らしの時は新聞とってなかったから、社会人になって新聞でもとらなけ…
ラッシュ/プライドと友情/ロン・ハワード監督 F1レーサーのニキ・ラウダとジェームス・ハントの戦いを描いた作品。もともとF1以前からレースの世界でのライバル関係が続いていた二人だったが、お互いに優れたレーサーであるという共通点はあるものの、性…
今年も流行語大賞が発表された。近年思うが、やはり流行語というのが、あまりなくなってきている実感が、これを見るとある。僕にとっては「じぇじぇじぇ」くらいで終わったかな(古ッ)。 まず、流行語として成立しているとは思えない言葉が多い。「ポケモン…
アゲイン 28年目の甲子園/大森寿美男監督 原作は重松清の小説らしい。元高校球児だった中年男性の元に、元チームメイトだった男の娘がやって来て、マスターズ甲子園(実際にそういう大会があるらしい)に出ないかと誘われる。当時の彼らには暴力事件の不祥…