
ブラック・ライダー/ハーレイ・コークリス監督 ☆☆
脱税の証拠になるテープを盗み出した男は、一時的にそれを展示してあるスーパーカーの後部に隠し、FBIに後で渡す手はずにしていた。ところがこの車が何者かに盗まれてしまい、車を追って取り返そうとするのだったが……。
カリスマ的な人気のあるジョン・カーペンターが脚本を書くなどした作品で、割合若いころのトミー・リー・ジョーンズとターミネーターのリンダ・ハミルトンが出演している。古いのだがそのころ話題作だったのか記憶が無いが、そのような掘り出し物作品ということかもしれない。
奇妙な車がとにかく速いので、盗まれた後にもどんどん逃げてしまう。追っている男にとっては厄介な状況だが、バックにある組織が関係しているらしい。そのあたりの謎解きにもなっていて、それなりに複雑である。
ライバルの争いなんかも絡んだり、急に敵のような女と仲良くなったり、なんとなく話に追いつけないところもあったりする。よくできている感じもするのだが、なんだか慌ただしいのである。当時はこんなに忙しい映画が流行ったのだろうか。いや、今もそんな娯楽作はあるんだろうけど、観ている間飽きないように、いろいろ手を入れて失敗した感じもしないではない。まあ、ちょっとしたハードボイルドということなのであろう。
懐かしい感じで観ていたが、やはりちゃんと話題になっていたのなら、もう少しメジャーなものとして残ったものであろう。時間つぶしにどうぞっていうにも、なんとなく気が進まない感じなのであった。