
小説はあんまり読まないんだけど、時々は手に取ります。だいたい移動中にミステリーなどを読むことが多いんだけど、なぜが純文学的なモノを少し読んだので…。
□小説
学問/山田詠美著(新潮社)
これも誰かに勧められたんだったよな。面白く読めたけど、ほとんどポルノみたいなものじゃなかろうか。いや、全然エッチじゃないんだけど、少女版ヰタ・セクスアリスですね。僕は男だから、そうなんだ、とは思いましたけど。
タマや/金井美恵子著(河出文庫)
これはなかなかうまいもんだな、と思った。父親不在、というか、男たちでありながら、男がやはりいない感じ。楽しいというよりかったるい不機嫌な心地よさのようなものがある。センテンスが長い退廃生活で、なんだか芸術家みたいだな、などと勝手に思い込んで読んだ。映像化しても面白くないだろうし、小説ってこんな感じなんだと妙に感心した次第であります。
インディヴィジュアル・プロジェクション/阿部和重著(新潮文庫)
あまりにも分裂症的。こういうのを渋谷文学というの?
喧嘩と殺戮のリアルさと、現実の非現実感が錯綜して、いったいどうなのよ、とは思いながら結局読んでしまった。これからも付き合うかは思案中。